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セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

マーブルワーズ

依存症と仏教の「苦」は根っこが同じ

Roots

仏教で言うところの「苦」とは、人生における苦しみを指しますが、正確にはもうちょっと守備範囲が広くて、"unsatisfactoriness" つまり「不満足」の事を指します。

人生は、不満足の連続です。

例え、美味しいものを食べたり、欲しいものを手に入れて一時的な満足を感じたとしても、それが永遠につづくことはなく、「また次」「そのまた次」と欲望は果てること無く続きます。

初期仏教では、この欲望の連鎖から解き放たれることを「解脱」とか「悟り」と言って、みんなそこを目指します。

そのためには、全ての執著(しゅうじゃく)から離れ、五感から得られる情報に色を付けずにありのままに捉え、かつそれらが無意味であることを知る必要があります。

こうして辿り着く境地を「涅槃」と呼びます。

このことを裏返すと、「涅槃」以外の世界は、欲にまみれ「苦」そのものという事になるのですが、「苦」とはつまり「依存」です。

マンガで分かる心療内科に依存症をテーマにしたシリーズがあるのですが、この辺のエピソードを見ると、依存症というのは「ここからが依存症ですよ」っていう「量」による境界線がない事がわかります。

izons.net

izons.net

そして、依存症の対象としても、酒タバコギャンブル麻薬などの有名な(?)ものから、ゲームやネット、買い物、盗癖虚言癖、DVやストーカー、過食や拒食など、多種多様に存在します。

それもそのはずで、「依存性」根本原因が「苦」であれば、この世に存在するもの全てが依存症の原因となりうるわけです。

もちろん、「この世の全て」に問題があるではなく、我々の認知の方に問題があります。

人が人として生まれた瞬間から、我々の本能が規定する行動原理は「好き」と「嫌い」です。

生まれたての赤ちゃんでも、何かに興味を持ち、好ましいと思うものに喜び、疎ましいものには拒否反応を起こします。

成長してくると、理性によって表面上は、直接的な欲を自制できるようになってきますが、脳が訴える根本的な行動原理は変わりようがありません。

我々は、生きている限り常に「依存性」の状態であるわけです。

つまりこういうことです。

  • 仮定1: 「依存症」と「健常者」を分ける量的な境界線はない(少しでも依存症)
  • 仮定2: この世の全てのものは依存症の原因になりうる
  • 結論: 全ての人は常に依存症状態にある

恐ろしい結論になりました。

そして、この依存症状態から抜け出すためには、「死」か「解脱」しかありません*1

とは言え、我々一般人にとって「解脱」は遠い世界の話なので*2、完全に依存症から抜け出すのは無理という事になります。

私たちは、依存症です。

慈悲はありません。

諦めましょう。

・・・。

とは言え、大概の人は、さして生活に支障もなく安穏と暮らしているわけですから、普通に暮らしている分には、過度に気にする必要はないです。安心です。

最終的に「だからどうした!」という話なのですが、依存症というのが対岸の火事ではなく、自分たちも何らかの形で発症している「今そこにある危機」だということを認識する必要があるということです。

そして、常に依存症の崖っぷちに立っているということを念頭に置いて、重度の依存症に陥らないように騙し騙しではありますが、この迷いの多い人生を生きていくしかないのです。つらいですね。

おしまい。

*1:余談ですが、仏教や仏教に強く影響を与えているインド地域の思想である「輪廻」の概念を持ち込むと、「死」によってもこの業から逃れられませんので、答えは一つ「解脱」に絞られます

*2:もしこのブログを読んでいる人の中に、万が一、阿羅漢や仏の方がいらっしゃったらごめんなさい

読書感想文「だから仏教は面白い!」が面白い

Budda

講義ライブ だから仏教は面白い! (講談社+α文庫)

講義ライブ だから仏教は面白い! (講談社+α文庫)

去年から仏教をちょっと齧っているわけですが、特に初期仏教のブッダの教えに近い、思想と哲学に深く感銘を受けています。

本書は、仏教の「ヤバさ」(語彙力)を伝える入門書になります。

JBPressを読んでいたら紹介されていたので買ってみましたが、中々面白い!

結構厚めの文庫ですが、一気に読みました。

仏教の基本構造に関しては、他の本や経典の訳本で読んでいたので、言い回しや比喩表現の過激さとは裏腹に、大きく認識を逸脱するような内容はありませんでした。

むしろ、解りやすい説明で、より深く認識を深める事ができて、とても得した気分になりました。

テクニカルな部分では、輪廻の解釈について、勘違いしていたことに気づき、認識を改めることが出来たのが非常に良かったですし、「苦」に関して"unsatisfactoriness"という英訳を引いており、深く腹落ちしました。

本書では、様々な仏教用語に対して、英訳であったり原語であったりが紹介されます。

仏教用語というのは、古くから伝来されているため、漢訳された言葉を使用しているのですが、歴史が積み重なりすぎて、日常会話の中に溶け込みつつ、別の意味が付与されていたりするため、逆に理解しづらい部分があったりします。

このように、別の原語での表現と照らし合わせたりすると、本来の意味が浮かび上がったりして面白いものです。

本書の中で、筆者は「自分自身は特定のセクト(宗派?)に対する思い入れはない。それどころか仏教徒ではない」というようなことを書いていますが、本書の内容は、初期仏教及び、上座部仏教の紹介に重点が置かれています。

日本に伝来した仏教は、はるか昔に上座部仏教とは袂を分かった大乗仏教という奴なので、根本的な解釈がだいぶ違っており、私達が普段無意識に接している仏教的な価値観を当てはめようとすると、ぶっ飛ぶ事になると思います。

僕自身は、初期仏教の純粋でシンプルな哲学的側面に強く惹かれるものがあり、前提知識が多少なりともありましたので、違和感なくすんなり受け入れることが出来ましたが、この本を読むとひょっとしたら「異文化」との接触を体験することが出来るかもしれません(それこそが筆者の目論見かもしれませんが)。

ということで、お勧めです。

鉄は熱いうちにといいますので、読了感の残っている内に勢いで書きました。

2017年の抱負

qtamaki.hatenablog.com

2016年の抱負は「不惑」でした。

その甲斐あって(?)、迷いの多い一年を送りましたが、色々と思いいたるところがあり、もう迷いはなくなりました。

非常にスッキリとした気分で、2017年を迎えています。

今年の抱負としては、「大義を成す」としたいと思います。

この間から、二言目には「大義大義」と言い出す始末で、大義馬鹿としか言いようのない状態なのですが、今年も継続しているようなので、もう、今年一年の抱負にしてしまおうと思います。

www.instagram.com

関係ないですが、年末にローグ・ワンを観ました。

大義にしか生きられない男たちの熱い物語でした。

starwars.disney.co.jp

やっぱり「大義」だな。と心を新たにしたのでありました。まる。

あけましておめでとうございます。年末年始は死んでました

ただの日記です。

昨年、12/9頃子供の風邪が感染ったみたいで、鼻水が出始めます。

その直前まで、呑気にジョギングしていました。

そこから、鼻水とダルさを抱えたまま、東京⇔山形の移動をこなしながら仕事をしていたのですが、12/23に東京に戻ってきた所で、風邪菌に完全に身体の支配権を奪われ、40度以上の熱が出始めます。

今回の風邪は、発症から悪化まで2週間のタイムラグを持つ不思議な風邪で、23日に悪化してから28日に一旦熱が下がるまで、5日間ほどは本当にひどい状態で、ずっと布団で寝ていました。

と言いつつ、途中1回インフルエンザの可能性を排除するために医者に行って、その時の移動と待合室で貧血が起きて、失神しないように頑張っているときが、瞬間最大風速でした。

幸い、インフルエンザウイルスは検出されず、家に帰って再び寝込むことができました。

それで、28日にだいぶ回復したので、療養できれば良かったのですが、「山形に再び向かい、忘年会などをこなしつつ子供と雪だるまを作る」というミッション・イン・ポッシブルを抱えていたため、冷や汗をかきながら、パーティに出席したり、雪だるまをこさえたりして年末を慌ただしく過ごし、往復1000kmに及ぶ車移動を経て、ようやく家に帰ったのが、12/31の夕方。

年越しそばを食べる余裕もなく、布団に潜って寝ていました。

年始も可能な限り大人しく過ごし、と言いつつ子供を散歩に連れて行ったりするミッションを課せられ、冷や汗をかいては布団に転がり込むというロハス・ライフを送っていたのですが、流石に昨日今日は、身体が動くようになってきました。

年末年始にやらなきゃいけなかったことが溜まっているような気もしますが、ともかく今年もよろしくお願いいたします。

(という年始早々盛大に愚痴を書きたかっただけ)

「関数プログラミング 珠玉のアルゴリズムデザイン」をScalaで実装してみる 第7章

この記事は、Scala Advent Calendar 2016の18日目の記事になる予定です。

ふふふ。順調に3日間途切れてる。^^;

ということで、4日目の僕が颯爽と記事を透過できればカッコ良かった(?)んですが、順調に何も書いていません。

掲題の通り、久し振りに完全自己満企画、「関数プログラミング 珠玉のアルゴリズムデザイン」をScalaで実装してみるシリーズを更新したかったのですが、所々の事情により2,3日ずれ込みます。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

ごめんなさい。×10

U H H N R R R R A A A ※「ごめん」でFlickr検索して出てきた謎の画像を貼り付けております。決して謝罪の意志がないわけではありません。

追記

12/29現在、まだ更新されていませんが、更新する気がないわけじゃないんです。

元ネタの本を東京に置いたまま山形に来てしまったり、東京に戻ったと思ったら40度の高熱にうなされていたりしました。

そして今、また本を置いて山形に・・・。^^;

ていうか、今月、毎週往復している。

どうなってるんだ。

・・・というのは、さておき、必ず更新しますので、少々お待ち下さい。

いしだの話の話

www.ishidanohanashi.com

この記事で、一時期、ネット界の寵児となった石田くんは、どうしているんでしょうかね?

www.ishidanohanashi.com

この記事を最後にブログの更新は、止まっているようです。

あの感じだと、ブロガーとしての起業を念頭においていたと思うのですが、肝心の収益()の基盤となるブログを放置というのは、ちょっとまずいんじゃないかと思います。

www.iwata09.com

ちなみに、石田くんの少し前に、就活止めてプロブロガーになったいわタワーくんも、この記事が一時話題になりましたが、その後も好きなファッションのネタを中心にコツコツと記事を増やしていっているようで、好感が持てます(なんて、上から目線ですいません。^^;)。

ツイートの方は、11月18日のこのツイートが現時点では最新のようです。

どうやら、無事登記は終わったようです。

今頃、事業計画を立てるのに忙しくて、ブログやツイッターをやっている暇はないのかもしれません。

いいね!を追っかけると、HiveShibuyaて、インキュベーションオフィスに身を寄せているようですね。

きっと同年代のアントレプレナーに囲まれて、お互いに高めあって切磋琢磨しているのでしょう。

僕の観測範囲からは一旦離れてしまっているようですが、再び活躍する日を楽しみにしています。

・・・。

というわけで、最初の記事から3ヶ月経過した時点での「いしだの話」でした。

menhera.jp

globalizer-ja.hatenablog.com

note.mu

みんな、丁度1ヶ月ぐらいまでの期間は、あーでもないこーでもないと話題に上げていたようですが、それ以降、パタっと情報が無くなります。

ネット民は、熱しやすく冷めやすいものです。

なんせ、本人からの追加の燃料投下がないので、燃え上がりようが無いんですけど。

「石田 祐希」とは何だったのか?

はたして「石田 祐希」とは何だったのか?と、今の時点で論じるのであれば、「ちょっとレールを外れてみたかった世間知らずの坊や」ということになると思います。

理想的な起業というのは、「部活も楽しい!」「大学もメッチャ楽しい!」「だけどそれよりもやりたいことがある!」というスーパーポジティブなモチベーションによって引き起こされるものだと思います。

対して、石田くんの記事を読む限りでは、「部活がつまらない」「大学もつまらない」「ひょっとした起業したらなにかが変わるかもしれない」というネガティブオーラ全開の起業動機となります。

それでも、普通の人はドロップ・アウトして起業しようなんて思わないし、たとえ思っても実行しないと思いますので、十分変人ではあると思いますが、頭の中が「現状から逃げ出すこと」で一杯になっていたのだと思いますので、起業に際して重要な「何をするか」が空っぽのままなのだと思います。

実は、何を隠そう自分が起業したときも「何をやるか」に関しては、全くの空っぽでした。

ただ「会社楽しい!」「仕事楽しい!」「でももっと楽しいことがしたい!」と思っての起業でしたので、ネガティブオーラは出ていなかったと思います。

しかし、「空っぽ」で起業するとつらいです。

会社を運営しながら、事業の柱を探すことは、ハードな自分探しの旅になります。

なにせ、日銭を稼がにゃなりませんから、儲かりそうなことに手を出します。

しかし、傍から見ていて楽に儲かってそうなことでも、やってみると辛いことばかりですので、嫌になって途中で投げ出します。

「儲かりそうなことに手を出しては覚悟が足りずに失敗する」みたいな事を繰り返して、そのうち資金もつきてきて・・・。

一体自分は何をやっているんだ?と、葛藤の日々を送ることになります・・・。

うっ頭が・・・。

すいません、PTSDを発症させるところでした(嘘です)。

まあ、気合と根性があれば、レールに乗っている人よりも濃くて楽しい(マゾ的な意味で)人生を歩むことが出来ることは間違いないです。

そんな中で、「自分の人生はこれしかない!」と思えるような事業の柱を見つけることができれば、一角の人物として再び世間を騒がせる存在になることが出来ると思います。

ただ、起業動機がネガティブすぎることと、本人も告白していますが、元々流されてレールに乗ってしまうタイプの人間だったというのが、不安材料ではあって、根性が足りずにレールに戻る(少なくとも戻ろうとする)という結末も懸念されます。それはそれで良いことだと思いますが。

僕は、レールなんてものに興味ないですが、レールを外れている人達は「レールに乗っては生きられなかった」人達だと思います。

彼ら(僕ら?)は、根性がヘタれてレールに戻りたくても、そもそも乗ってた試しなんて無いし、乗り方もわからないかわいそうな人達なのです。

そういう意味では「レールに乗っていた」というのも一つの才能なわけで、レールに乗って生きられるのであれば、それも良い人生なのではないかと思います。

とりあえず3ヶ月経ってみて、少なくとも「あれよあれよと言う間に飛ぶ鳥を落とす勢いで成長する」タイプでは無かったことだけはハッキリしましたので、ちょっと時間は掛かるかもしれませんが、色々経験を積んで僕みたいな「それ見たことか症候群」の大人たちに一泡吹かせて貰いたいものです。

React.jsでハマっている

React.js「に」ハマっているわけではありません。

確かに便利だけど、微妙に惜しい感じですね。

色々ハマったのですが、後日自分でも忘れてしまいそうなので、自分用のメモということで愚痴を書きます。

「Target container is not a DOM element.」問題

Reactのチュートリアル見ていると、必ずこんな感じで書いてあります。

ReactDOM.render(<Game />, document.getElementById('container'));

なんですが、画面のレンダリングを待つ必要があるため、正確にはこうです。

$(function(){
  ReactDOM.render(<Game />, document.getElementById('container')));
});

これをしないと、「Target container is not a DOM element.」というエラーが出るのですが、ググっても問題も解決も出てきません。

JSerは、日常的にonLoadを待って行動する機能が本能にインプットされていて、この程度の問題でつまずく事もないのでしょうか?

Webpackと併用してReactを使っていて、両方共初心者だったので、原因特定が送れて1日潰しました(恨)。

「Each child in an array or iterator should have a unique "key" prop.」問題

これは、ググると解説が一杯出てきます。

"Reactでリスト構造を扱う場合、「key」と言う名のプロパティ(prop)を設定すると良いよ"というワーニングで、key={number}などと、適当に設定すればワーニングは消えます。

ですが、次の「Unknown prop hoge on <div> tag. Remove this prop from the element.」問題との合わせ技で、混乱しました。

結果出力されたタグを確認するために、Chromeの「検証」機能を使ってエレメントの確認をすると、設定したはずのkeyプロパティ(attribute)が表示されないのです。

  • 理想 <div key=123 hoge=1>
  • 現実 <div>

これには焦りました。

「Unknown prop hoge on <div> tag. Remove this prop from the element.」問題

上記の挙動の原因は、Reactの仕様で、recognizedなプロパティ以外はRemoveされるみたいです(ちょっとルー語っぽい)。

facebook.github.io

僕は、割りとアチコチのタグに独自のAttributeを設定して操作したいタイプなので、この仕様はちょっと・・・困ります。

Reactで操作する限り、VirtualDOMを扱うついでに付帯情報も関数間で受け渡せる気がするので、独自Attributeの出番はないのかもしれませんが、jqueryプラグインとか、その他ライブラリでも独自Attributeの追加はバンバンやっていると思うので、この仕様とバッティングして使えないライブラリが結構ありそう・・・。

話が前後しますが、上記のkeyプロパティもVirtualDOM上では、Reactに認識されているようですが、リアルDOMには反映されません。

裏でReactが操作するのに使うみたいです。これも、デバッグのしようがなくて困る気がするんだよなあ。

ちなみになんでこんな仕様になっているかというと、VirtualDOMは、ただのJavaScriptのObjectを操作するので、「タグのプロパティなのかObjectのプロパティなのか判別できない」という問題があるようで、Reactでは、ホワイトリスト形式でプロパティを選別しているようです。

技術的に回避しようのない問題な気もしますが、不便きわまりないですね。

qiita.com

こんな方法で回避している人もいるみたいですが、アクロバティック感が否めない。。。

宣言的に使用するプロパティを定義できれば解決するような気がしますが、どうなんでしょうかね?

ということで、React.jsハマった記録でした。