セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

マーブルワーズ

進化論における生態バランスの破れ

日本人ならば、進化論を否定する人はあまりいないと思います*1

我々生物は、環境に適するように徐々に体の形や機能を変化させています。

しかし、「進化の途中」の形態という生物はあまり多く見られません。

それは、どこかのタイミングで他の個体よりも優れた特性が出現した時に、「その特性が優位をもたらす限界」まで一気に進化が進むからです。

象は、鼻を伸ばすことで首の長さに囚われずに体格を大きくするという優位性を獲得しました。

この特性の進化は、体を大きくすることのデメリットや鼻を長くすることのデメリットが、メリットを上回るまで、急激に進行したことが予想されます。

キリンは、首を長くすることによって、高い枝の葉を食べることができるという優位性を獲得しました。

この優位性は、子供が子宮から出られないとか、これ以上首を支えきれないというデメリットが、メリットを上回るまで、急激に進行したことが予想されます。

この急激な変化を「生態バランスの破れ」といいます。

そうして、現在のキリンや象のように安定した形態まで進化してしまうと、環境の変化によって絶滅するとか、急激に進化するとか、別の「エポック」が起きるとかするまで、あまり形態を変えずに安定するようになります。

現代社会で言うと、スマートフォンの登場なんかが近いと思います。

とある島国では、「携帯電話」という生態が栄華を極め、「iモード」や「キャリアメール」などの特性を持っており、特に力を持った3種の生物が互いの陣地を奪い合っていました。

そこにリンゴが落ちてきて、中から「スマートフォン」という新しい特性を持った生物が生まれました。「スマートフォン」は「携帯電話」に似た生物で、「携帯電話」から突然変異で誕生したと想像されますが、「自由なネットワーク機能」と「パワフルなスペック」、「タッチ操作」などの優位性を持ち、瞬く間に生態系を乗っ取ってしまいました。

そして今、スマートフォンは、安定期を迎え、次のエポックを待つフェーズへと移りつつあります。

「携帯電話」から「スマートフォン」への進化は一瞬にして行われ、後の世の人が化石を掘り起こした時には、ある一点を堺に種が断絶しているように見えるかもしれません。

このように特定の種が獲得した優位性がもたらすアンバランスからバランスへ、進化のスピードは一定ではなく、停滞と激動を繰り返すのです。

*1:米国だと信じているのが7割り程度のようですが