セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

マーブルワーズ

スタートアップウイークエンド山形に参加してきました

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Startup Weekend Yamagata 第3回 テーマは「農業x〇〇で起業!」~起業と仲間づくりの一歩目を踏み出す54時間~ - Startup Weekend Yamagata | Doorkeeper

11/21-11/23に行われたスタートアップウイークエンド山形に参加してきました。

スタートアップウイークエンドとは、シアトルのNPO法人が開催しているスタートアップのためのイベントで、世界700都市以上で開催されているようです*1

今回、「ぬかどこホスティング」というビジネスアイディアを引っさげて、山形は酒田市まで行ってきました。

一日目

一日目は、チーム作りです。

各自、自分のアイディアをPitchと呼ばれる発表形式で、1分間で主張しなければなりません。

その後投票が行われ、4〜5個のアイディアが残る仕組みになっています。

ここで選ばれなければ、何のために電車を乗り継いで4時間半掛けて酒田までやってきたのかわからなくなるので、必死にアピールしました。

その結果、なんとか自分のアイディアを残すことが出来ました。

その後、実際に各チームに希望者が集まって、チーム編成となるわけですが、ここでも3名以下ならばアウト。

今回は特別に2名でも強い希望があればOKというルールでした。

自分のアイディアに自信があったのと、投票時には結構票が入っていたので、余裕だろうと思っていたのですが、案外不人気でチームにやってきたのは「一人」でした。(泣)

・・・このままでは没になってしまう・・・・。

とかなり焦ったのですが、特別ルールのお陰でなんとか生き残ることが出来ました。 ; ;

しかし、心のなかは半泣きでした。

他に7〜8人集めているチームもありましたので、この時点で敗残した気分でした。

しかし、すぐに気を取り直すことに成功します。(^^;

思えば、ここまで来るまでに、「ぬかどこホスティング」のアイディアのひらめき、たまたまそのタイミングで開催されたスタートアップウイークエンドに誘われたこと、カミさんの説得成功*2、そして二人からOKの特別ルールと様々なパスを通って、奇跡的にここに辿り着いたわけです。

これは「何か事を起こせ」と誰かが言っているのだ。と、ポジティブな材料と捉えました。

一人とはいえ、僕のアイディアに3日間の時間とパワーを賭けてくれるひとが居るということは、ありがたいことです。

その日は、その後寿司屋で飲んで、12時半ごろ寝ました。

二日目

朝6時に起きました。現地の友達が海鮮丼を食べに7時に迎えに来てくれる約束だったので、それまで散歩しようとあたりを散策すると、最上川が流れていて、白鳥がいっぱいいました。朝日の中の白鳥はとてもキレイで、なんだか得した気分になりました。早起きは3文の得です。

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9時に会場に行き、作業を開始しました。

この日は、ビジネスモデルの作成と、フィールドワークです。スタートアップウイークエンドの評価ポイントとして、机上の空論ではなく、実際にやってみて体験したことが評価されるとのことで、すごい人は三日間の間にビジネスを立ち上げて、受注を取ってしまうそうです。

我々"ぬかどこ”チームもなるべく行動をしよう!と決めていたのですが、プランを作ったり、情報を集めたりするのも結構大変で、外に出られたのが16時過ぎでした。

その間に、主に料金体系を作って、必要な経費を計算し、採算を見ました。

ぬかどこというのは、毎日混ぜないと行けないので、人件費がかかります。人件費は、費用の中では最大のものなので、人件費のかかるビジネスは、利益を出しにくいということがわかりました。

しかし、逆に毎日かき混ぜるのが面倒なので、お預かりして管理費を取ろうというサービスなので、この点は痛し痒しです。(^^;

フィールドに出る前に、パートナーの國松さん(以下長官と呼びます)が、知り合いのWebデザイナーの池田さんという方を呼んでくれました。スケジュールの都合上、2時間程度でしたが、2人では気付かなかった、新たな側面でのアイディアを貰って非常に助かりました。

このタイミングで、母親に電話してインタビューを行います。

その結果は、「夏はぬか漬け漬けるけど、冬はやらないからぬか床は捨てる」という衝撃的なものでした。ぬか床は長くメンテナンスしていくものいう固定概念を打ち破る画期的な回答でしたが、今回はあまり嬉しくない結果でした。

コーチン

スタートアップウイークエンドの二日目には、メンターの方のコーチングという時間があります。三日間を通して、運営側が関与するイベントらしいイベントはこれだけです。後は、ご飯が出る時間が決まっていることと3日めの16時から最終プレゼンが開始すること以外、全て自由時間という放任主義的な催しなようです。

ここで、自分たちの現在の状況を説明することでアドバイスをいただけるのですが、こちらも非常に有用なアドバイスを頂き、また、ひとに説明することで、自分たちの頭の中もスッキリと整理されたような気がします。

コーチング後、夕方になって地元の野菜を見に直販所に行きました。ついでにおみやげを買うことができてよかったです。

スタートアップウイークエンド中は、朝から晩まで、みっちりと集中して仕事に取り組むため、「おみやげを買う時間がない」というのが最大の懸案事項でした。(^^;

しかし、何とか買うことができて、我が家に戻ってからの最低限の人権が確保できた事にほっとしました。(汗

夕ごはんを食べて力尽きる

18時から夕食の時間で、弁当が配られました。それを秒速で平らげると、集中が切れました。

この辺で、他のチームも何らかの成果を上げてフィールドワークから戻ってきたりしており、快活な笑い声なんかが聞こえてきます。

正直、結構プレッシャーがのしかかります。(^^;

昨日もあんまり寝てないし、なんか身体がしんどい感じだったので、思い切って解散を提案しました。

ちょうど、二人の作業分担がはっきりしたので、「後はホテルでもできるんで解散しましょう」ということになりました。

ホテルに19時頃戻り、20時には寝てました。

そして、1時に目がさめたのでそこから、「ぬかどこお預かりサービス」の予約ページを作り始めました。

自分の会社のホームページが Ruby on Rails で作ってあって、問い合わせフォームが実装されていたので、それを改造して予約ページに仕立てることにしました。

デザインは苦しいので、bootstrapを組み込んで適当にそれっぽく見えるようにページを構成しました。

予約ページを作り終えるとAdWordsに広告を作成して、「貴方のぬかどこ預かります」というキャッチーな(?)コピーで、アクセスが流入するように設定しました。

朝方作業を終えたので、一旦寝ます。(--;

三日目

二日目と三日目の境は限りなく曖昧ですが、9時に会場に到着したので、3日目の作業をはじめました。

今朝の作業では、文言の中身まで練れて居なかったので、少しずつ文言や写真を追加してそれっぽくしていきます。

と同時に、先ほど登録したGoogle AdWordsの広告が検索ワードに反応して表示されることを確認します。

國松長官は、朝から空き家を探しに行って(汗)、写真を撮ってきてくれました。サービスを開始するに当たり、改装してぬかどこを管理する場所にする予定です。

その写真も予約ページに埋め込み、長官の作っているパワポのチェックをしました。

午前中で、作業が一段落したので、午後はパワポを元にプレゼンの練習を繰り返し、内容をリファインするという動きを繰り返し行いました。

いよいよ、運命の16時を迎えます。

最終プレゼンと結果発表

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プレゼン順は、(じゃんけんに負けたので)2番手でした。

ドキドキしましたが、練習通りにプレゼンを行いました。最後、時間が足りなくてGoogle Adwordsへの出稿とそこからの流入について説明できなかったのが悔やまれます。

他のチームも、3日間の集大成を熱くプレゼンしています。

正直、こんなにハイレベルな催しとは思っておらず、びっくりするとともに感動しました。

結果としては2位と惜しくも優勝こそ逃しましたが、多くの学びを受け取り、何より多くの出会いを得ることができ大満足でした。

おかげで、僕のFacebookは、アカウント登録依頼のフル稼働で、友達も一杯増えました。(^^;

感想

何かを成し遂げるために三日間集中するというのは、大変なエネルギーと集中を伴います。

参加者のエネルギーが、お互い反応しあって、凄く大きな力場が発生していたのではないかと思います。

結果、普段の自分ではなかなか到達できないところまで連れて行ってもらえた気がします。

そして、何より地元の方々の農業や地域に掛ける熱い思い。

真摯な思いというのは、かくも人の心を打つものなのかと、胸が熱くなりました。

酒田から東京へ戻るバスへ乗り込むとき、僕の身体はヘトヘトでしたが、心は言いようのない満足感に満たされていました。

それが、今回のチャレンジで持ち帰った一番の収穫だったと思います。

おまけ

最後に、ぬかどこお預かりサービス「ぬかどこ達人」の予約ページです。

予約が集まったら、酒田に行ってサービスを立ち上げます!

「ぬかどこ」お預かりサービス

*1:詳しい情報はどこにも書いてなかったのでよくわからない謎の組織です

*2:三日間家を開けるのは子供ができて以来初。この交渉がうまく言ったのが奇跡に違いない