セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

カメラ遍歴を適当にまとめてみる

最近カメラにどっぷりハマっているので、思い出せるうちにカメラ遍歴をまとめておこうと思いました。

昔のカメラに興味のない時代からのまとめなので無駄に長いですが、昭和を生きてきたアラフォーの平均値に近いんじゃないかと思います。(^^;

Canon IXY APS 1990年代ぐらい

よく覚えてませんが、ぐぐってみたところ、自分で買ったカメラの1台目は、CanonのIXY APS初代だったようです。

当時、APSというフィルムが登場して、「これからはAPS」みたいな煽りで、まんまと乗せられて買いました。

結構使った記憶があります。

APSというのは、今でこそAPS-Cというセンサーサイズに名残を残して死滅した規格のようですが、当時、現像するとサムネイル印刷で写真の一覧がついてきて、焼き増しの注文なんかが(35mmと比べて)圧倒的に便利で、APS-HとAPS-Pというハイビジョンサイズとパノラマサイズが手元のスイッチで切り替えられるなど、革新的なフィルムでした。

フィルムサイズも小さいので、カメラ本体もコンパクトだったし、フィルムの入れ替えの時に「ペロン」と出た部分を歯車に引っ掛ける操作が要らない点も新時代を感じさせました。

が、フィルムサイズ=画質だったのでしょうね。35mmは根強く生き残っているのに、こいつはさくっと姿を消したようです。

本体は、燃えないごみの日に出してしまった気がします。

謎のVGAデジカメ時代 -2004年ぐらい

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機種名など不明。

どっかで激安で売ってた、VGA(640x480)のデジカメを買ってきたのだと思います。

画質もクソもないですが、デジタル時代の幕開けです。(^^;

上の写真は、2003年4月27日にカモシー(鴨川シーワールド)に行った時のものです。

ひどい感じですね。(^^;

しかし、当時はケータイにもカメラがあまり搭載されていなかったように思いますので、それなりに画期的だった気がします。

IXY DIGITAL 500 2005年~2009年ぐらい

たまたま立ち寄った新宿のヨドバシカメラで、IXY DIGITAL 500の限定カラーでやたらカッコ良かったので衝動買いしました。

こちらは、現物がまだ残ってますね。

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いま見ても、結構カッコいいと思います。

しかし、充電器がなくて動くかどうかわかりません。

写真は、こんな感じで、結構綺麗に撮れてますね。

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なんと、福一です。当時は、あんなことになるなんて思いもよりませんでした。

2009年ぐらいまでは、このカメラを使っていたようです。

Canon iVIS FS10 2008年~

記録によると、おそらく2008年7月にiVIS FS10を買います。

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これは、デジカメではなくてハンディカムです。

この頃、カメラはケータイに付いている奴で満足していたのですが、動画を撮る機能はついていない(かショボい)ので、動画が撮影できる機械が欲しいと思っていました。

当時、DVDやHDDを搭載したハンディカムが主流だったのですが、新発売でSDカードに保存する形式のカメラが発売され、「これは」と思って買いました。

上位機種に、iVIS HF10というのがあって、こちらはフルHDで録画でできたので大変迷ったのですが、当時はフルHDのモニターを持っていなかったのと、そんなに画質にはこだわっていなかったので、「HD画質があれば十分かな」という判断でした。

当時としては、画期的に軽く、小さい動画カメラで電池の持ちも素晴らしく、大変満足していました。

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スチールを撮る機能もあり、たまに使っていましたが、画質は正直ケータイ以下でした。

動画としては申し分なく、サッカーやサバゲー、結婚式などを撮りまくり、気が向いた時にはDVDに焼いて(被写体の人に)配っていました。

COOLPIX S8200 ナチュラルホワイト 2012年4月~2012年10月

ここで、エポック的な出来事が置きます。

子供ができたのです。

「ちょっとはいい写真で残そう」という気持ちが初めて芽生えました。

そこで、価格コムを検索して、売れ筋のコンデジの中から、一番安いものを選びました。(^^;

これを当時、15,785円で買ったようです。

IXY DIGITAL 500から、実に10年ぶりにデジタルカメラを買ったことになります。

10年の歳月を経て進化したデジカメに驚愕するとともに大変満足して、子供の写真を撮りまくっていました。

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しかし、このカメラはすぐに使わなくなってしまいます。

なぜならば、子供の写真がブレまくったからです。

特に笑うと激しく動くため、「笑顔」が撮れない。

取り込んだ写真をパソコンで見た時に、最高の笑顔を見せてくれている写真に限ってブレやがる。

こんな感じでピントが合わないのです。

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この状況に業を煮やし、これはもっと高性能なカメラが必要だと、ググッて、どうやら上位機種に「一眼レフ」と「ミラーレス一眼」というのがあるということを知ります。

LUMIX DMC-GX1 2012年10月~

当時、僕の中に「ミラー=昔のカメラ」という印象があり、「21世紀のこの時代に、ミラーとかダサすぎだろ!?」「同じCMOSセンサー使っているのに性能に差がでるなんておかしい。そんなに変わらないはず。というか機械部品が少ない分ミラーレスのほうが設計の自由度高そう」という判断のもと、ミラーレス一眼を買うことにしました。

これのレンズ付きが当時、価格コムの最安で40,924円したようです。

カメラにそれほど興味を持っていなかった当時、僕としては、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、「エイヤ」とボタンを押しました。

全ては子供の笑顔のため。

結果、この判断は成功だったと思います。

ミラーレス一眼の圧倒的な性能により「・・・見える、私にも息子の笑顔が見えるぞ・・・!?」とシャア・アズナブルのような気分を味わいました。

こんな感じで、子供の笑顔も収められ、ミラーレス一眼の性能に惚れ惚れします。

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このカメラに買い換えて、2年ほどは満足してカショカショと子供の写真を撮りまくっていたと思います。

これ以降、年間1~2万枚ぐらい写真を撮っています。(^^;

ちなみに、COOLPIXは、一切触らなくなりました。

同じぐらいのサイズで性能が段違いなので、持ち出す意味がなくなってしまったのです。

あまりに放っとかれてヘソを曲げたのか、電源が入らなくなってしまい、電池を買い換えたりして試したのですが、どうにもダメそうなので燃えないごみの日に捨ててしまいました。

コスパという点では、歴代最低となってしまいました。残念。

単焦点レンズ 2014年8月~

次の転機は、約2年後の2014年に訪れます。

DMC-GX1と標準ズームで、子供の写真を量産していた僕ですが、なんとなく「そろそろ、次のレベルに進むべきなんじゃないか?」という思いが芽生えてきました。

とにかく、量は撮っていたので、カメラの扱いや構図については、2年前に比べれば「遥かにマシになってきた」と自分では思っていたので、「せっかくレンズ交換式を買ったんだからなんかレンズを買おう」と、ググったり、価格コムを覗いたりしていて、「単焦点レンズ」なるものがあることを知りました。

当初は、「ズームのないレンズなんて不便だな」と思っていたのですが、「写りが良い」という評判を見て興味がそそられました。

もともとメカが好きな僕ですが、メカの世界では「パーツが少なければ、それだけ精度が高い」というのは常識です。

そう考えると、あえてズーム機構を取り去ったレンズであれば、それに見合う性能を身に着けているのは当然のことと予想できます。

幸い、マイクロフォーサーズだと、SIGMAのこの辺のレンズがあり、安い上に「神レンズ」との評判だったので、さっそく買ってみることにしました。

届いたレンズを付けて写真を撮りに出かけ、出てきた画像を見て、そのあまりの高精細ぶりに驚愕します。

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自分のカメラで、こんな写真が撮れたなんて!?

思えば、初めてカメラを買ってから20年弱、デジカメを手にしてから10年以上経っての衝撃でした。

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そして、ボケ。

F2.8という、そこそこ明るいレンズならではの大きなボケが、「それっぽい」写真に見えてとても興奮しました。

40前の中年のおっさんがカメラの虜になった瞬間です。(^^;

SIGMA 19mm F2.8 DN 2014年10月~

ここからは、動きが早いです。(^^;

SIGMA 60mm F2.8 DNの性能に気を良くして、翌月には同じシリーズの19mmレンズを手にします。

こちらも同様の性能で、35mm換算38mmと使いやすい画角です。

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さくさくとスナップが撮れて重宝しています。

この頃は、レンズをむやみにとっかえひっかえして楽しんでいた記憶があります。

カミさんからは、「めんどくさい」と大変不評でしたが。(^^;

EOS7D 2014年12月~

2年前に「ミラーなんて飾り」と切り捨てた一眼レフですが、11月にカメラについて語っているブログを漁っていて、「EOS7Dの中古が安くなっててお得」という記事を見つけてしまいました。

丁度その頃EOS7D mark IIが、発売されたばかりで、ネットで記事を見かけては、「いいなあ。欲しいなあ」と思っていたので、一つ型を落とすだけで、相当安上がりで済みそうなのを発見して、かなり心が揺らぎました。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D ボディ EOS7D

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D ボディ EOS7D

結局、1週間ぐらい我慢したものの、耐え切れなくなって買ってしまいます。(^^;

これがその時のブログです。

qtamaki.hatenablog.com

あれから約1年が経ちますが、メインで活躍しています。

一眼レフを買ってみて感じたのは「ミラーは大事」という事です。(^^;

確かに、ミラーレスのほうが部品点数が少ないため、小さくて軽いし、ライブビューで写真の仕上がりが常に確認できる点は良いのですが、「光学的に直にレンズを通した光を見続けることが出来る」という一眼レフの特徴が、写真を撮る上で非常に有効だということがわかりました。

これは、買ってみないとわからないことだと思います。

なので、買って正解だったな。と。(^^;

特にEOS7Dというのは、動体を追いかけるのに長けたカメラです。

激しく動く被写体を追うにはライブビューでは、間に合いませんし、シャッターを押した瞬間にどうしても画面が固まるので、動きの速い被写体だとその間にレンズから外れてしまいます。

と、この前ミラーレス機(GX1)で、運動会を撮影していて実感しました。

特に望遠レンズをつけた場合、常に被写体を捉え続けるためには、フリーズしない光学ビューファインダーは必須だと思います。

そして、シャッターを押した時の小気味良さも一眼レフの醍醐味だと思います。

ミラーレス機でも、それっぽい音がするように作られていますが、「本物」が持つ凄みには敵いっこありません。

さらに、子供を撮るのであれば、予測の難しい素早い動きにピタっと張り付く性能が助けになります。

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Olympus AIR A01 2015年4月~

これは完全にキワモノになりますが、「センサーだけカメラ」のオリンパス版です。

先にソニーから同様のカメラが出ていて気になっていたのですが、オリンパスから発売ということで、センサーはマイクロフォーサーズ。

「持っているレンズで使える!」ということで、買ってしまいました。(^^;

正直、使い勝手は最悪の部類です。(^^;;;

しかし、これ以上ないぐらいコンパクトなので、SIGMA 19mm F2.8 DNを付けてカバンに忍ばせておくことが多いです。

画質は、文句なしです。

ただ、ライブビューを見るには、スマホと連動させる必要があり、30秒~1分程度はかかります。(^^;

使い物にならないので、ライブビューは諦めて盲滅法でエイヤっと撮るという使い方がオススメです。(大汗

そのため、画角が狭いと当たらないので19mmを付けているというわけです。

それなりに面白い写真が撮れたりするので不思議なものです。

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ボルトオン出来るレンジファインダーが出たら嬉しいですね。

EOS5D 2015年8月~

長いですね。(^^;

そろそろおしまいです。

なんか、立て続けにカメラを買っていますが、どうしても「フルサイズ」という世界を見てみたくて初代EOS5Dを買ってしまいます。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D EOS5D

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D EOS5D

なんせ10年前の機種なので、激安です。43,000円ぐらいで買いました。

しかし、腐ってもフルサイズ機、古かろうがボロかろうが、出てくる絵は本物です。

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とはいえ、ゴムとかボロボロのホロホロで触ると崩れてくるし、メーカーのサポートも終了しているので、いつまで使えるかわかりません。(^^;

とりあえず、壊れるまでは大事に使っていきたいと思います。

まとめると

後半の加速っぷりがただならぬものを感じますが、フィルム→コンデジ→ミラーレス→一眼レフ(APS-C)→一眼レフ(フル)と順調にステップアップしてきています。

そしてキャノンが多いですね。

とりあえず、今は、EFマウント用の35mm単焦点が欲しいです。

SIGMAかTAMRONで。おそらくTAMRON買います。Canon純正は高いんで手が出ない。

SIGMAのこれは神レンズと評判高い。

TAMRONのは、軽くて手ブレ補正付きで20cmまで寄れる。ちょっと新しい。

暗いところで撮る気がするので、TAMRONの手ぶれ補正が魅力。

あと、GX1をGX7にしたいです。

EVFとピントピーク表示が無いとマニュアルフォーカスできないよー。

動画もフルHD60pだし。

物欲万歳。