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セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

マーブルワーズ

#ScalaMatsuri 2016 の感想など #scala #saclajp

Scala プログラミング 勉強会 関数型

ScalaMatsuriとは、Scala好きのScala好きによるScala好きのための祭典です。

Scalaとはプログラミング言語です。

そして、ScalaMatsuriは、プログラミング言語のカンファレンスとしては、国内最大級の催し物です。

スタッフと来場者合わせて600名ほどが集まります。

そんな中、今年は、カメラマンとして運営スタッフに加わって参加してたのですが、今回は、技術的な話をします。

カンファレンスの特色

ScalaMatsuriは、100% Scalaが大好きな技術者により運営されています。

そして、来場者な登壇者も熱狂的なScalaファンが大半を占めています。

この「Scalaが好き」「Scalaを盛り上げていきたい」という熱気が、このカンファレンスの最大の特色だと思います。

Scalaを一言で紹介すると「オブジェクト指向と関数型のハイブリッド言語で、JVM上で動き、Javaの資産を100%利用可能な次世代言語」です。

このため、言語のカバーする範疇が非常に広く、単独のプログラミング言語カンファレンスとしては、非常に豊富な語りネタを持つ言事も言えます。

また、ScalaMatsuriは日本発の国際カンファレンスを目指しており、「海外から質の高いトークをしてくれる登壇者を呼ぶ」事を基準に会の運営が考えられています。

日本で行われるカンファレンスに、たまたま外国人がやってくるのではなく、世界のScalaファンを集めるためにどうするか?と言う発想が先にあって、会場や発表者の選定、チケットの値段が決められています。

これは、なかなか凄い事だと思いますし、日本のソフトウェア開発者の意識をリードする存在であり得ると思います。

その甲斐あって、今回は、前回よりも多くの登壇者や参加者が世界から駆けつけてくれました*1

Scalaのメインの開発会社である、Typesafe社からも何名か参加がありましたし、Scala.jsやIntelliJ IDEAなどの有名ライブラリや開発ツールのコアな開発者なども参加して、非常にディープな話をしてくれました。

そして、忘れていけないのが、日本のScalaエンジニア達。こちらも世界をリードするような腕利きのエンジニアが集まり、様々な話をしてくれています。

逆に、日本のScalaエンジニアの質が高いからこそ、世界からも大勢のゲストがやってきてくれたと言えると思います。

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気になったトーク

今回カメラマンに徹していたため、殆ど講演をじっくり聞くことが出来なかったのですが、逆に各会場にチョロチョロと顔を出したので、色々な講演をチラッと聞きかじることができました。(^^;

その中で、いくつか気になったトークを紹介します(完全に個人の感想です。あしからず(^^;)。

Scalac の深みへダイブ

これは、Chris Birchallさんの講演で、Scalacの内部構造についての解説をしていたんだと思います。いかんせん英語力がスライム並なので、スライドをちらっと見た感じですが、結構ディープな所へダイブしていたようです。(^^;

後でじっくり聞きたいと思いました。(講演の内容は後ほど、動画でアップされる予定です)

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猫という考え方

運営スタッフとしても大活躍のEugene Yokotaさんの講演です。Type safeの人です。

ハードな猫とソフトな猫の話をしていました。これは日本語なので聞き取れました。(^^;

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ScalaコードはJVMでどのように表現されているのか

阪田 浩一さんの発表です。Scalaのコードがどのようにバイトコードに変換されるのか。変換されたコードの見方などを優しく解説していました。

なので、初心者向けセッションで間違いなかったです。汗

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レジリエンスが無ければ、他は無いも同じ

Jonas Bonérさんは、Typesafeの偉い人です。個人的には今回、一番の注目でした。レジリエンスという言葉を恥ずかしながら初めて聞いたので、興味津々でこの時ばかりは、カメラマンを忘れて、会場で聞き入ってしまいました。

今回のScalaMatsuriのキーワードの一つである、リアクティブな環境下で障害耐性とサービス継続性をどう担保するかについての話で、なかなか面白い話でしたが、抽象的だったので実際どういうテクニックを用いて実現すればよいかについては、ふんわりして聞いてました。(^^;

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ドワンゴアカウントシステムを支えるScala技術

ドワンゴの結城清太郎さんのトークです。以前にブログに書かれていた内容を再構成した発表だったと思いますが、22万行のアカウントシステムを如何に構築するかというお話で、継続モナドとかの話だったと思います。

望月さんからの質問タイムに会場に緊張が走っていました。(^^;;

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Kafka Tuning

アンカンファレンスで、吉田さんの発表です。どの吉田さんかというと、怖い目のアイコンの吉田さんです。

Apache Kafkaを実際に使ってみて得られた、主にバッドノウハウの話で、もしKafkaを使いたいという人がいたら必読だと思います。

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コミュニティLTセッション

世界と日本のScalaコミュニティの紹介LTで、ワイワイ感が随一のセッションでした。

各地でのScalaの盛り上がりが伝わってきて胸が熱くなりました。

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ScalaとSparkによる日本語テキストマイニング

Eduardo Gonzalezさんの講演です。日本語が上手で助かりました。(^^;

本格的な機械学習の話で、非常にためになりそうでした。Eduardo Gonzalezさんは、この後も別の会場で、機械学習の話をしてくれていたので、後で見返したいです。

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Typesafeの人にリアクティブについて聞こう

Typesafe社の人を壇上に揃えてのパネルディスカッションです。

Typesafe社の人達独特の凄みがあってカッコ良かったです。(///)

主にAkkaの今後について語ってくれていました。タブん(英語ェ)。

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Scala.js コンパイル・パイプライン

Tobias Schlatterさんは、Scala.jsのメインコミッターですね。Scala.jsは、Scalaでjsを書けるようにするAltJSの一種です。

正直変態テクノロジーですが、実装も相当変態だったようです(褒める意味で)。

後で、是非録画を見たいセッションの一つです。

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Freer Monad Extensive Effect in Scala

吉田さんのセッションです、どの吉田さんかというと、怖い目のアイコンの吉田さんじゃない方の吉田さんです。

Tobias Schlatterさんが、ガンガン食いついてました。(^^;

日本が誇るダブル吉田さんは、世界でもトップレベルなのだなと感じた瞬間です。

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Scala Code Clinic

がくぞー(@gakuzzzz)先生のコードクリニックです。有料サービスが、タダで受けられると考えるととてもお得ですね。残念ながら録画の入っていない会場だったので、当日参加出来た人はラッキーだったですね。(^^)

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Scala 転職・年収

超裏セッション。会場に来てくださった方が匿名で投票した年収をホワイトボードで集計するという、今回最も注目されたと言っても過言ではないセッション。

会場の隅のほうでコソッと開催されてました。(^^;

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会場からあふれるほどの人気。

まとめ

非常に盛り沢山で、ボリューミーな内容で、チラチラつまみ食いするだけでお腹いっぱい感があるのですが、後でもう一度資料を見て録画とタイムシフト再生で、復習したいと思います。

ビバ!Scala!!

*1:と、偉そうに書きましたが、僕は何もしてないですけど。(^^;;