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セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

マーブルワーズ

1ヶ月経ったのでラ・ラ・ランドのネタバレ感想を書く

http://gaga.ne.jp/lalaland/img/og.jpg

qtamaki.hatenablog.com

なんか、ひと月前に書いた感想文ですが、ネタバレを極力避けるため、奥歯に物が挟まったような言い方になっていまい、「結局なんなん!?」みたいなことになってしまいました。

そろそろ、一月経ったみたいなので、ネタバレ感想を書きます。

ネタバレ感想が言いたかった。

ネタバレ感想言わせて欲しい。

一番声を大にして言いたいのは最高の映画だったということ

なんだ、一月前と言っていることが違うじゃないか!と思われるかもしれませんが、本当です。

この映画、ご覧になっている方が観ていると思いますが、最高の映画でしたよね???

まず、音楽が最高に格好良いです。

加えて主演の二人は、歌に踊りに完璧にこなし、見た目もイケてる。

「世の中にはこんな人がいるんだね(遠い目)」と、あまりの自分との境遇の違いに同じ人間とは思えない超人ぶりです。

冒頭の渋滞道路でのダンスシーンは、圧巻で、実際にロサンゼルスの高速道路を封鎖して撮ったと聞き、心底ビビりました。

しかも、長回しの一発撮りですよね?ここにも超人が!ってノリです。

ロサンゼルスの美しい風景の中、美男美女が織りなすラブストーリーの行方は?

二人の夢の行方は?

と、ぐいぐい世界に引き込まれていきます。

そして、クライマックスのオーディションでのエマ・ストーンの歌がすばらしく、映画館中にじんわりとした感動を広げます。

・・・・。

ここまでは、最高でした。

ラストのくだりが・・・

※注意※ ここから深刻なネタバレです

問題は、ここから。

物語は、一気に5年の歳月が流れ、幸せそうなエマ・ストーンのシーンに移ります。

ライアン・ゴズリングと結ばれたのかな?と眺めていると、どうやら二人は別れていて、エマ・ストーンはお金持ちの旦那さんと子供を1人もうけて幸せそうに暮らしています。

そして、偶然にも、皮肉にも、運命のいたずらか、ライアン・ゴズリングが念願のピュアジャズのみを演奏するこだわりのジャズ・バーをオープンする、その日その場所にやってきます。

悲しい面持ちのライアン・ゴズリング。

そして、彼が歌い出すと、「ひょっとしたらあったかもしれない」二人が結ばれた未来の空想の世界が走馬灯のように流れ始め・・・。

今までのストーリーの流れを回想シーンが彩ります。それも、さっき流れたシーンとうり二つでありながら「ちょっと変える」などの小憎い演出も!

二人の歌やダンスも一層優雅に激しく盛り上がり、バックダンサーも大勢出演し、ゴージャスで見ごたえのあるダンスシーンがたっぷりと続きます。

・・・しかし、マッチ売りの少女の様に、歌が終わると現実の世界へ引き戻され、エマ・ストーンは旦那さんに促されてお店を去ります。

そしてエンドロール(だったと思う)。

・・・。

っておい!

なぜいきなり、急ブレーキ、急ハンドルで鬱エンドに突入した!?

と、さっきまでのほんわかした感動の空気から、哲学的なまんじりともしない雰囲気に館内の雰囲気が激変し、その気持の整理がつかないまま、エンドロールが終わり(エンドロールのあとに救済があるかも?という淡い期待は無慈悲に打ち砕かれます)、劇場を追い出されます。^^;

うおー。このやり場のない気持ちをどこに!?

こんなの恋人同士で見に来たら、冷水ぶっかけられてデードが台無しになるぞ!?

何が起きた?

どうすればいい?

一人で大混乱です。

別に、こんな哲学的な気持ちになりたくて観に行ったわけではないのに、どうしてこうなった?

という、悲しみと怒りと感動と興奮と色々入り混じった複雑な気持ちのまま、ネタバレを避けて感想を書いたところ、「なんか奥歯に物が挟まった」感想文が出来上がったわけです。

「とりあえず、詳しくは書けないけど恋人同士で観に行くのはやめて」とだけは伝えたかった気持ちが分かっていただけたなら幸いです。

まとめると

というわけで、音楽、映像、ダンス、プロット、演出など映画としての出来は文句なしにトップクラスであることは間違いありません。

そして、最高の出来であるが故に、最後のシーンがもったいない。

軽薄なエンターテインメント映画になることに恐れを抱いてしまったのかもしれませんが、ここまでのクオリティの映画であれば、変に変化球を投げずに、ど真ん中にストレートで豪速球を御見舞してくれた方が、誰も文句の言いようもないような作品になったのではないかと思います。

ハッピーエンドだったら、かみさんを連れてもう一度観に行きたい気もする映画ですが、二人であの気分で映画館を出るのはちょっとなあ。^^;

という感じの映画でした。