さて、もやはゴールデンウィークも遠い昔の事のように感じられますが、今年のゴールデンウィークは、家族を連れて山形県酒田市で過ごしました。
僕は、現在酒田市にある株式会社チェンジ・ザ・ワールドという会社で、移住準備期間として半単身赴任生活をしています。
休みの期間に酒田市の良さを知ってもらうため、お父さんは頑張ったわけです。
ゴールデンウィークの庄内平野は、絶賛田植えの季節ということで、田んぼに水が張ってあり、「逆さ富士」ならぬ「逆さ鳥海山」がアチラコチラで見受けられます。
その美しさに目を奪われるのですが、たいがい運転中なのでよそ見は禁物です。^^;
今回、5/2の午後に幼稚園が終わってから出発し、その日の夜に酒田市入りして、翌日の朝から活動しました。
酒田及び庄内地域の観光地に回れるだけ回ったので、その戦いの記録を綴りたいと思います。
玉簾の滝(たますだれのたき)
まず、玉簾の滝にいきました。
地図を見るとわかるのですが、酒田市でも外れの方にあり、結構な片田舎です。^^;
良く言えば、のどかな昔ながらの村落と言った感じの場所にあります。
こんな感じの風景です。のどかですね。ちなみに酒田市は東京23区と同じぐらいの広さがあり、(比較的)都会な都市部から、風光明媚な田舎町までカバーしてしまう懐の深さが魅力です。
市内に海水浴場や鮮魚市場もあれば、滝やスキー場とかもあったりするので、海に山に攻守最強の布陣を敷いているわけです。
玉簾の滝の入口にある駐車場では、桜が咲いていました。気温は東京都変わらない感じですが、山間部では桜の開花がゆっくりみたいです。
こんな感じの道を500mぐらい進むと滝があります。
近くで見る滝は迫力満点です。水しぶきがキラキラと舞っていて、マイナスイオン出まくりな感じです(マイナスイオンの科学的根拠の話はここでは控えます^^;)。
心身ともにリフレッシュして気分爽快になれるパワースポットです。
「おくりびと」ごっこ
滝を後にして、川下の方に下ってくると、映画「おくりびと」の撮影ポイントがあります。
流石映画のロケ地とあって、ここから眺める鳥海山は絶景です。
簡単におくりびとごっこができるのですが、詳細は以前に書いたブログを参照ということで。^^;
「鳥海ふらっと」と「遊ぽっと」でパターゴルフ的な何か
国道7号線沿いの鳥海山の麓に「鳥海ふらっと」という道の駅があります。
地元の海産物を調理したものや軽食など、小腹を満たすのに最適です。おみやげも充実しているので、通りがかったらちょっと立ち寄ってみると良いと思います。
更に、鳥海ふらっとの裏の道を上がっていくと「遊ぽっと」というレジャー施設があります。
森を切り開いて芝生の広場が作られており、遊具が充実しています。
パターゴルフ的なゲートボール的なコースが切ってあり、誰でも自由に遊べます。利用料はかかりません。なんとただです。
西浜海水浴場
鳥海ふらっとから車で5分ほどのところに「西浜海水浴場」があります。
オフシーズンなので、漂着物が大量に落ちていましたが、波打ち際で遊ぶ分には問題なく、子供とはしゃいで遊びました。
見ようによっては、巨大な「お砂場」です。ちゃっかり東京から持ってきたお砂場セットで、心ゆくまでお砂遊びを堪能する息子です。
波打ち際ではしゃぐ親子。気温は暑くもなく寒くもなく、海の水も冷たくはありません。
この時期の浜辺というのも良いものですね。楽しかったです。
丸池様
更に西浜海岸のすぐ近く、山側に10分ぐらい行くと地元の人が「丸池様」と呼んでいる池があります。
この池は、あまりに水が澄んでいて、初めて見たときは「はっ」と息を呑むほどでした。
神様が住んでいるとしか思えないような神々しい池です。
こんな感じで、近くを流れる用水路がすでに透明すぎてビビります。
深い青とエメラルドグリーンのグラデーションがかかっています。写真では本物の迫力は伝わらない。悔しい。
再び西浜で夕日を眺める
時刻も夕刻となり、もう一度西浜海水浴場に戻ります。
日本海に沈む夕日を眺めるためです。
「日本の西海岸」と呼ばれる日本海側に住む醍醐味は、この「海に沈む夕日」が眺められることです。
晴れていたら毎日でも見に来たいぐらい素敵な光景です。
沈む夕日も良いけど、夕焼けに染まる鳥海山も感動的な美しさ。
親子で夕日を眺めるの図。
太陽を食べるの図。あまり良い出来栄えにならなかった。^^;
近所の公園
翌日、近所の公園で遊びます。
酒田市は、(土地に余裕があるせいか)こういった公園が街の至ることころにあります。
遊具も充実しているので、手軽に子供を遊ばせることができて便利だと思います。
遊具。滑り台は一部改修中だった。
この公園は、小高い丘がある。
田植え体験
この日は、酒田でできた友人、農業法人「有限会社米シスト庄内」の佐藤優人くんの厚意に甘えまして、田植えの現場を見学させてもらいました。
この日やっていたのは、「直播」という手法とのことで、種籾に鉄やシリカゲルをコーティングしたものを田んぼに直接播くという作業でした。
今後は、この手法が主流になっていくだろうとのことで、苗を植える従来の方法に比べてはるかに作業負荷が低いそうです。
こんな感じで、トラクターに種を播く機械を取り付けています。
最初は、おっかなびっくりだった息子も、トラクターに乗せてもらって大喜びでした。
ここで育ったお米は、ベイシスト庄内の通販サイトで直接購入できます。
我が家も、こちらからお米を買っているので、まさに「普段食べているお米がどうやってできているか」ということを教えることが出来てよかったと思います。
鳥海ブルーライン
続いては、鳥海ブルーラインです。
こちらも、以前にブログに記事を書いているので、詳しくはこちらで。
鳥海ブルーラインは、11月から4月末まで閉鎖期間となっており、ゴールデンウィークは久しぶりに開通したてということでした。
なんと、上部の駐車場には雪が残っていました。
早速、スコップを取り出し雪遊びを始める息子。
5月の太陽を雪が照り返して、目が開けてられないぐらい眩しかったのですが、構わず雪だるまを作って遊んでいました。
田んぼに沈む夕日を眺める
温泉に向かう途中、田んぼに沈む夕焼けがあまりに綺麗だったので路肩に車を止めて、ひととき見入ってました。
こんな美しい風景があちこちに出現するので油断なりません。^^;
宮海で釣りの真似事
翌日、近くの浜辺で釣りに興じます。
近くの上州屋で竿と餌を買って、適当に投げ釣りです。
海岸に到着。ここは10分で来られる。
まあ、もちろん何の成果も上げられませんでしたが、釣りをしたいという息子の欲求は満たすことが出来たかもしれません。
イソメに噛まれて痛かった。
山居倉庫「夢の倶楽」でお土産を物色
山形県が世界に誇るセレブリティ。「おしん」が働いていたことでも有名な(?)山居倉庫です。
酒田は、堺港との交易が盛んで、その頃、荷揚倉庫として使われていたそうです。なんと今でも現役で一部を倉庫として利用しているそうです。
一番手前側はお土産屋になっており、その他資料館などもありますので、観光名所になっています。
奥の方には神社もあります。
名物ケヤキ並木です。正面から左側に回ると、倉庫の黒塀と立派なケヤキのコントラストが美しい石畳の並木道があります。
撮影スポットなので、必ず記念写真を撮ってください。^^;
光が丘公園で「足湯」&「アスレチック」
さて、更に僕らの冒険は続きます。
そろそろ、お父さんは疲れ切っていますが、子供はまだ元気。恐ろしい。^^;
ということで、酒田市には市営の「足湯場」があり、年中無料で利用することが出来ます。すごーい!
僕は、ちょっと疲れたときとか、体が冷えた時に気軽に利用しています。
こんな感じで足をつけて温まるといい感じになります。
そして、隣にはアスレチックがあります。もちろん無料。市民プールや野球場テニス場も隣接していて、最高の施設です。
温泉に浸かりまくり
まあ、流石に温泉に使っている写真はないのですが、滞在中、連日温泉に行きました。
山形県内どこでも温泉が湧くらしいのですが、僕は下記の3つがお気に入りです。なんせ安い。^^;
湯上がりに遊具で遊ぶ息子。
あぽん西浜。大人400円で、露天風呂やサウナもついてます。最高。
ゆりんこ。大人450円。同じく露天風呂にサウナ、ジャグジーがパワフルすぎて背中が痛い。^^;
かんぽの宿。15時までは500円。それ以降は800円。息子のお気に入り(おもちゃがあるから)。
どれも、湯上がりの休憩室もゆったりしていて、ゆっくり出来ます。
まとめると
海あり山あり、桜が咲いて雪遊びができるという、いろんな季節をごちゃ混ぜに楽しめてお得感が半パないです。
ともかく最高でしたが、あちこち回って疲れました。^^;
盛りだくさんですが、まだ回りきれていないところも多く、というか北側を中心に回ったので、南の鶴岡側は全くノータッチでした。
今度は、南方面を中心に回ろうかなと思います。
これからの季節は、秋までずっと、湿度も低く、天候も良好な日が続くとのことで、最高の季節を迎えます。
楽しいのでぜひ、遊びに来てください!