ちょっと前に、アマゾンプライムで化物語を視聴したのですが、あまりの面白さに「化物語ロス」に陥り、「原作も読んでみよう」と思い、取り敢えず1巻目をKindleで買って読んでみました。
- 作者: 西尾維新
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/07/01
- メディア: Kindle版
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この「アニメ→原作」という流れで小説を買うパターンは、たまにあるのですが、あまり頻繁には発生しません(よくわからない表現になってしまった)。
記憶にある中だと、「NOëL(ノエル)」と「スカイ・クロラ」が該当します。
40年で3作品目なので、たまにあるけどあまり頻繁に発生しないとしか言いようがないです。^^;
(しかも、よく考えるとNoelは原作じゃなくてノベライズだった)
「NOëL(ノエル)」
- 出版社/メーカー: パイオニアLDC
- 発売日: 1996/07/26
- メディア: Video Game
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「NOëL(ノエル)」は、1996年発売のプレイステーションのゲームで、女の子とテレビ電話で会話しながら良好な関係を築いてくという恋愛ゲームです。
リアルタイムにおしゃべりをしながら、次の会話を繋いでいくという独特なアクション性と、選択した会話がスムーズにつながっていくという、当時としては先進的な技術に感動するとともに、「女の子の部屋にテレビ電話でつながる」という未来的なシチュエーションにドキドキして、すっかりヤられてしまいました。
考えてみれば、20年後の今、まさに「NOëL(ノエル)」的な世界が実現しているわけで、そう考えると感慨深いものがあります。
で、このゲームで女の子との会話にハマりきり、すべての分岐を制覇(一箇所バグで止まってしまう会話があったけど)した挙句、「Noelロス」陥った僕は、「NOëL(ノエル)」のノベライズを書店で見つけて、手に取ったのでした。
- 作者: 神山修一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1996/09
- メディア: 単行本
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これが、以外にも(?)傑作だった。
よく出来たジュブナイル小説で、青春の甘酸っぱい感じの世界観とちょっとした冒険。未来の「日常」における過去のウンチクなど、とても面白く読むことが出来ました。
ちょっとした事故により、この当時の(今で言うライトノベル)小説は、すべて捨てられてしまったので、思い出として心に留めておこうと思ったのですが、アマゾンで検索したら、¥1で中古が売っていたのでつい買ってしまいました。^^;
良い時代になったものです。
良い時代と言えば、本作の舞台は恐らくちょうど今頃です。
ティーンズの少年が、生まれる前に放送された「1999年の紅白歌合戦」を好きでよく観ているという描写があるので、ちょうど今年ぐらいから2020年ぐらいまでの話なのではないかと思います。
そう考えると、当時は「夢物語」だったテレビ電話もしっかり現実のものとして実現しています。
それどころか、作中ではテレビ電話は家の固定電話でいしたが、固定電話という概念はほぼ消失しているので、現実のほうが追い越してしまった感がありますね。
感慨深いです。
なんてことを書くために、Noelのことを調べていたら、なんとこの小説に
続編が出ていた。
- 作者: 神山修一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1998/06
- メディア: 単行本
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恐ろしいことです。
1998年に続編が刊行されていたなんて。
そしてそれを2017年に手に取る日が来るなんて。^^;
先日注文したのが発送されたみたいなので、届くのが楽しみです。
まとめると
本当は、化物語の原作を読んだ話を書こうと思ったのですが、そこそこ長くなりそうなので、Noelの話だけにしました。
スカイ・クロラ編と化物語編が続く・・・かもしれません。