今更言うまでもないかもしれませんが、動くことを確認したことのないプログラムやシステムは絶対に動かないと思って間違いありません。
よく、「本番にあげたら動かない」とか言う事象が発生しますが、当たり前です。試してないのですから。
なので、本番環境で間違いなく動かすためには、本番環境で動かしてみるしか無いです。
何だか禅問答のようなジレンマが発生していますがしょうが無いです。
逆に考えると、試してみないと絶対動かないプログラムを如何に試してみるか?
というのが、システム屋の腕の見せどころとなるわけです。
「本番と試験の差異を最小限に抑える」とか「影響のない時間帯、範囲内で実際に試してみる」とか「そもそも本番系と待機系を常にローテーションさせる」とか、色々知恵を絞るわけです。
その前提に、「動かない」という意識がないと、その対策に対する意識や動機付けも弱くなります。
「動く」「多分動くと思う」「動くんじゃないかなあ」「ちょっとぐらいは覚悟しておけ」では、ダメなのです。
そりゃあちょっとは動くときもあるかもしれませんが、そんな一縷の可能性に期待をもたせるぐらいなら、もう「動かない」と断言してしまったほうがすっきりしますし、色々お得です。
自動テストを構築するときも「何を確認しなければならないのか?」という意識に大きな差がでます。
動かないシステムが、動くシステムを作るのです。