凄く良い記事です。
「UNIXという考え方」や「達人プログラマー」など、ハッカーのバイブルとも言うべき名著ですし、あらゆる近代的な成功法則は、なるべく早く試すことを推奨しているように思えます*1。
僕の座右の銘は「素早く失敗する」です。*2
元記事にある通り、素早く失敗することは成功への近道ですが、実は、大事な前提条件がいくつかあります。
以下の様な前提があって、初めて「素早く失敗する」ことに意味が出てきます。
- 本気でやること
- 失敗を前提としないこと
- 失敗しても絶対に挫けないこと
まず、素早く失敗する必要があるのですが、失敗を前提にしていたり、本気で取り組まなかったりするのであれば、やっても意味がありません。
全力で取り組み、持てる力を全て出し切ったうえでの失敗である必要があります。
そして、これが肝心なことですが、失敗したからといって、諦めないことです。
失敗して、心が折れてしまうようであれば、失敗する意味が無いですし、失敗することができなければ、成功できませんので、まずは強い意志が必要ということになります。
以上の前提を踏まえた上で、これがうまく行かなかったらこの計画は「失敗する」 という急所を探り当て、そこをはじめに潰すのが理想的です。
計画の急所というのは、誰しもが後回しにしたがるものです。そして、最後にエイヤで挑戦して失敗するのです。結果的にダメージが大きくなります。
もっと多いのは、色々準備に時間をかけて、最後の仕上げに勇気が出ずに有耶無耶にしてしまうというパターンです。
計画が本気ならば本気なほど、準備に時間をかければ掛けるほど、失敗した時のダメージは大きくなります。
そして、チャレンジへのプレッシャーも大きくなり、チャレンジできなくなってしまうのです。
だから、一番最初に試さなければならないのです。
最初の勇気です。
それが、「素早く失敗する」ということです。
- 作者: Mike Gancarz,芳尾桂
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2001/02
- メディア: 単行本
- 購入: 40人 クリック: 498回
- この商品を含むブログ (142件) を見る
- 作者: アンドリューハント,デビッドトーマス,Andrew Hunt,David Thomas,村上雅章
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
- 購入: 42人 クリック: 1,099回
- この商品を含むブログ (350件) を見る