セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

素早く失敗する

medium.com

凄く良い記事です。

「UNIXという考え方」や「達人プログラマー」など、ハッカーのバイブルとも言うべき名著ですし、あらゆる近代的な成功法則は、なるべく早く試すことを推奨しているように思えます*1

僕の座右の銘は「素早く失敗する」です。*2

元記事にある通り、素早く失敗することは成功への近道ですが、実は、大事な前提条件がいくつかあります。

以下の様な前提があって、初めて「素早く失敗する」ことに意味が出てきます。

  • 本気でやること
  • 失敗を前提としないこと
  • 失敗しても絶対に挫けないこと

まず、素早く失敗する必要があるのですが、失敗を前提にしていたり、本気で取り組まなかったりするのであれば、やっても意味がありません。

全力で取り組み、持てる力を全て出し切ったうえでの失敗である必要があります。

そして、これが肝心なことですが、失敗したからといって、諦めないことです。

失敗して、心が折れてしまうようであれば、失敗する意味が無いですし、失敗することができなければ、成功できませんので、まずは強い意志が必要ということになります。

以上の前提を踏まえた上で、これがうまく行かなかったらこの計画は「失敗する」 という急所を探り当て、そこをはじめに潰すのが理想的です。

計画の急所というのは、誰しもが後回しにしたがるものです。そして、最後にエイヤで挑戦して失敗するのです。結果的にダメージが大きくなります。

もっと多いのは、色々準備に時間をかけて、最後の仕上げに勇気が出ずに有耶無耶にしてしまうというパターンです。

計画が本気ならば本気なほど、準備に時間をかければ掛けるほど、失敗した時のダメージは大きくなります。

そして、チャレンジへのプレッシャーも大きくなり、チャレンジできなくなってしまうのです。

だから、一番最初に試さなければならないのです。

最初の勇気です。

それが、「素早く失敗する」ということです。

UNIXという考え方―その設計思想と哲学

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達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道

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*1:これはプログラミングやアプリ開発にとどまりません。ビジネスや計画、夢、全てに言える本質的な法則です

*2:ちなみに僕の座右の銘は結構いっぱいあります(^^;