セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

山の民

システム開発時のネーミングついて

※ 筆者の特性上、話題の対象が業務システム開発に偏っていることを予めご承知おき下さい システムのネーミングですが、困りますよね。 長年業務システム開発で、DB設計などに携わった身として、少しだけコツをお話したいと思います。 前提 まず、前提として…

システム開発の見積もりは、覚悟と覚悟のぶつかり合いだ

システム開発の見積もりには、色々な手法があります。 ファンクションポイントとかCOCOMO法とか。 これらはなるべく見積もりの根拠を確かにし、実際の工数とのブレがなくなるようにするために考え出された方法です。 しかし、いくら根拠を以って正確に見積も…

システムの発注者は自分に必要なシステムを自分で知らない

システム開発系のエントリーでちょいちょい言及していますが、自分が欲しいと思うものが、本当に必要だったものとは限らないと言う話です。 もうちょっと、強く言うと、コンピュータによるシステムは、「作ってみて」「改良」しないと、本当に必要なものを知…

ウォーターフォールが成功する可能性

agnozingdays.hatenablog.com すっかり、書くのを忘れていたのですが、ウォーターフォールプロジェクトでも成功することがあります。 それどころか、エンタープライズ系システム開発プロジェクトの成功率は、24~28%ぐらいだったはずなので、100本プロジェク…

日本がウォーターフォールを脱却できないのは予算取りのせい

simplearchitect.hatenablog.com なんか、SIっぽい話題が多いですね。 アジャイルの時にも書きましたが、日本でユーザー企業が、SI案件を発注するまでの間には、「予算取り」という工程が欠かせません。 元記事では、主に開発者サイドにフォーカスしてウォー…

絵に描いたようなSI炎上案件を見たので過去の経験から勝手に解説する

www.tsubakimoto-neko.com 絵に描いたようなSI炎上案件ですね。 僕も長らくシステム開発業界に漬かっていますので、身につまされる思いです。 自分の拙い経験から、行間からあふれる業界の闇を勝手に解説したいと思います。 営業主導で案件が決まる 30%OFFの…

アジャイルは死んだのか?

www.infoq.com 死んだというか、死んでないと思いますけど、よく耳にするのはこんな感じでしょうか。 パターン1 元々向いてない分野に無理やり導入しようとした パターン2 聞きかじった程度の上司が始めてドキュメントを無くしただけで後は何も変わらず状況…

日本のSIerはいつまで親の脛をかじり続ける気なのか

かつての技術大国日本 かつて、日本は技術立国と言われ、機械電気電子産業において、世界に名だたる企業を幾つも輩出し、それこそ日の出の勢いで世界を席巻した。 これらの産業が好調だった頃、日本におけるシステム開発とは、それらの巨大な利益を挙げる企…

「納品」をなくしてもうまくいかない(読書感想文『「納品」をなくせばうまくいく』)

「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル作者: 倉貫義人出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2014/06/12メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る たまに発生する読書感想文です。 今回…

試したことのないプログラムは絶対に動かない

今更言うまでもないかもしれませんが、動くことを確認したことのないプログラムやシステムは絶対に動かないと思って間違いありません。 よく、「本番にあげたら動かない」とか言う事象が発生しますが、当たり前です。試してないのですから。 なので、本番環…

社畜SEが現場で生きのこるために身につけたExcelショートカットキー

タイトルは釣りです。 社畜SEだったかと言われると、そうだったかもしれない(当時のことを思い出そうとすると・・・・うっ)。 ともかく、Excelの手さばき一つで帰宅時間が変わると言っても過言ではない環境に長く身を置いていましたので、色々な操作を自然と…

組織におけるコミュニケーションパスの問題

人が何人か集まってプロジェクトを行う場合、どのような組織を組み、レポートラインをどのようにするかというのは非常に重要な問題です。 常時炎上しているような組織やプロジェクトは、コミュニケーション戦略に問題があったり、そもそも戦略そのものがない…

山の民のウォーターフォール理論

ブックマークにコメントしたらスターがついてるので蒸し返してみる。 ソフトウェア開発における海の民と山の民 - セカイノカタチ ソフトウェア開発における海の民と山の民 - セカイノカタチ ソフトウェア開発における「山の民」とは、SIerと、そこからそびえ…