38年間歯磨きしてきて、今言えること。
一日3回3分以内は嘘だ
まず、一番言いたいことを言うと、「食後の歯磨き」という習慣が間違っているということ。
歯医者さんは、「一日三回食後3分以内」と言いますが、これが思考の硬直化を招き、結果的に歯磨きの頻度を落としているのではないかと思います。
歯磨きは、「磨きたいときに磨きたいだけ」が良いと思う。
そこのあなた。
舌で歯と唇の間をぐるっと舐めてみてください。
ざらざらしてたり、ぬめぬめしてたり、渋い味がしたりしてませんか?
すぐに歯磨きしてください。
結局、口腔内の環境が悪化した状態で長時間放置することが良くないので、状態に従って気になったらすぐに歯磨きするという運用が良いんじゃないかと思っています。
あ、でも一日3回は最低磨いた方が良いっぽいです。タイミングはいつでもいいです。
重層がいいよ
ここ数年は、重層で歯磨きしています。
良い点は、適当に磨いていても口腔内の状態が悪化しにくいところです。
もともと、趣味で熱帯魚をやっていまして、水質の酸性・アルカリ性が非常に気になる生活を送っていました。アクアリストの間では、アルカリ性といえば、重層というのが常識です(?)。
ある日、虫歯=酸性というおぼろげな知識と、アルカリ性=重層という知識が結びつき「これはいけるんじゃないか」と思い立ちました。早速、ヤッホーで調べると、重層で歯磨きしている人がそこそこ居たので、自分も手元にあった重層を使って歯磨きをしてみました。
以来3年ぐらい、ずっと重層で磨いていますが、口の中は快適そのものです。
歯医者でも、「綺麗に磨けてますね」と言われますが、歯磨きはテキトーです(笑)。
テキトーに磨いていても、そもそも歯垢が発生する状態にならないんじゃないかと推測しています。
他に重層の良い点として、前述の「いつでも」に「食前でも」が加わります。
市販の歯磨きだとミントが入っていることが多いし、歯磨き粉の残留物が食欲を激しく毀損しますよね。
重層なら大丈夫。味は「塩味」です。うがいすれば綺麗さっぱり流れますし、残留物があったとしても食欲を減衰するような代物ではないので。
そもそも、アク抜きなどで、料理に使う素材であることもあり、極端にいえば「調味料」ぐらいの感覚で歯磨きできます。
「食前に歯磨きしても意味ないじゃん」
って意見も聞こえると思いますが、意味あります。食事をしても歯垢は落ちませんし、食前だろうが食後だろうが、必要なら歯磨きするという強い気持ちが口腔維持という「絶対負けられない戦い」には必要です。
気になったら「いつでも」磨けるという状況が、歯磨き回数を増やす方向に気持ちを傾けてくれます。
たまには違う歯ブラシを使うと良い
歯ブラシって、色々種類がありますよね。
それぞれ、メーカーが考えた「狙い」があって存在しているのだと思いますが、どれも「万能」ではありません。
「隙間」に特化すれば、歯ぐきのマッサージ効果が薄れたり、そもそも、全体的な歯垢の書き出し効果が低下しているかもしれません。
小型のものや、大型の物、電気が流れたり電動だったり、超音波が出たりと、色々なタイプがあると思いますが、時折、別のタイプに変えると良い気がします。今まで磨けなかった部分が磨けるようになることによって、歯磨きの偏りが少なくなる可能性があります。
自分は、KISS YOUを使っているのですが、ときどき電動ブラシで磨いたりしています。
これも、もともと普通の歯ブラシから2万ぐらいの電動歯ブラシにグレードアップして、「こいつはすげえ!」と感動したのですが、KISS YOUを知ってからは、「電動ってのも大げさだよね」って感じにシフトチェンジしまして、最近はもっぱらKISS YOUです。妻はいまだに電動ブラシなので、たまに借りて使っているというしだいです。
歯間ブラシ大事
最後に、「普通の歯ブラシでは、歯の間が磨けないので、歯間ブラシを使いましょう」と歯医者さんに毎回言われますが、その通りだと思います。
歯間ブラシを使わないと、歯ぐきから血が出るようになります。
ここまで偉そうに語っておいて何ですが、虫歯はほぼ完ぺきにシャットアウト出来ているのですが、歯周病は防ぎきれていません。
若いことの不摂生が祟っているのもあるし、体質なのかもしれませんが、毎日せっせと磨いていても、よく血が出ます。
歯間ブラシを使い始めてからは、だいぶ改善してきているので、続けていきたいと思っています。
最後に
自分が、今の方法論を確立したのは30過ぎてから、なんなら35ぐらいの時なので、その時にはだいぶ手遅れ感がありました。
やっぱ若いうちから、ちゃんと歯磨きしないといけないよね。ってことですね。
んじゃ、そういうことで。