1年ほど前、ついカッとなって(?)デスクトップPCのメモリを32GBに増設したのですが、それ以来、PCの起動時に10分ぐらいずーっと「カリカリカリカリ」とハードディスクを読み込み続けて他の操作が殆ど行えないという本末転倒な状態になっていました。
原因について色々調べたのですが、自分のググり力では、具体的な原因の特定には至りませんでした。
恐らく、Windowsが起動時にシステム系のファイルをメインメモリの容量に応じてキャッシュするんじゃないかと思うのですが、メインメモリを大きくしたおかげて、この初期動作のオーバーヘッドがシャレにならないレベルに達しているのだと推測します。
この間、Windows 7 → Windows 10 へのアップグレードも行われましたが、状況は改善しませんでした。
「もうこれはSSDにするしか無いな」ということは感じていたのですが、現在のHDDは1TBあるので、これがすっぽり収まるSSDだとまだ結構値段が張りますし、SSD化するためにPC再インストールも面倒なので、1年以上放置していました。
しかし、起動時のカリカリがどうしても我慢できず、またついカッとなってこれを購入してしまいました。
Seagate シーゲイト 内蔵ハードディスク FireCuda 2TB ( 3.5 インチ / SSHDハイブリッド 8GB MLC / 5年保証 ) 正規輸入品 ST2000DX002
- 出版社/メーカー: Seagate
- 発売日: 2016/08/20
- メディア: Personal Computers
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こいつは、ハイブリッドHDDという奴で、ハードディスクにキャッシュ領域として8GBのSSDが内蔵されている製品です。
SSDは、キャシュとして使用されるため利用者はSSDの存在を意識する必要はありません。
HDD部分の容量も2TBあるので、普通のSSDより大容量で、SSDのキャッシュがうまく効けば、起動時のカリカリが解消されるのではないかという期待をもってポチりました。
作業手順は、(僕の環境では)簡単です。
まず、PCの蓋を開けてHDDを取り出します。
そして、秘密兵器「裸族のお立ち台」を使って、HDD -> ハイブリッドHDD のコピーを行います。
コピーをセットしたらウキウキして、会社に出勤します。^^;
帰ってくると、無事コピーが終わっていたので、PCに組み込みます。
元のHDDが1TBだったので、2TBのハイブリッドHDDにコピーすると、1TB分の空き領域が発生します。
空き領域は、「コントロールパネル → 管理ツール → コンピュータの管理 → ディスクの管理」で、「ボリュームの拡張」をすればサクッと使用領域にできるはずなのですが、謎の「回復パーティション」が邪魔をして拡張できなかったので、下記の記事を参考にして拡張しました。
さて、ハイブリッドHDDに換装して、起動時のパフォーマンスですが、凄く良くなりました!
起動直後のカリカリ言う音はなくなり、すぐにサクサク使い始めることができます!!
超嬉しい!
メインメモリが、32GBあるため、正直、8GBのSSD領域で足りるのかな?と不安だった面もあるのですが、杞憂だったみたいです。
値段もそれほど高くない(HDD+α程度)ので、デスクトップPCで起動時間にお悩みの方で、速さも容量も欲しい!という欲張りな方は、お試し下さい。
ちなみに蛇足ですが、32GBのメインメモリは普通に使っていると半分も消費しません。ひょっとして不要だったかもしれません。^^;
センチュリー SATA HDD/SSD専用クレードル USB3.0接続 「裸族のお立ち台USB3.0 V2」 CROSU3V2
- 出版社/メーカー: センチュリー
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: Personal Computers
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