すっかり、書くのを忘れていたのですが、ウォーターフォールプロジェクトでも成功することがあります。
それどころか、エンタープライズ系システム開発プロジェクトの成功率は、24~28%ぐらいだったはずなので、100本プロジェクトがあれば、2,30本は成功します。
前回のエントリで書いたことですが、日本でエンタープライズ系プロジェクトが、ウォーターフォールに縛られているのは、純粋に予算取りを含む発注側の都合です。
そのため、現場サイドでは、お上が引いてきたマスタースケジュールを遵守しながら、裏では、インクリメンタル的に開発するというパターンが存在します。
むしろ、自分が請け負う場合、だいたいそうしてます。
「今、基本設計やってまーす」と、言いながら、デモサイトを作り見せてしまうのです。
もちろん、規模によっては難しいでしょうが、gitや自動テスト、CIなどを導入しているプロジェクトであれば、ウォーターフォールに見せかけつつ、変更や手戻りに強いプロジェクト運営出来てしまうので、プロジェクトの成功率を高めることが可能です。
そういう意味で言うと、ウォーターフォールが悪いというより、ウォーターフォールを真に受けて、手戻りを想定しないプロジェクト運営していまう頭の硬い上層部が、諸悪の根源なのかもしれません。
取り急ぎ。