日曜日なので、酒田市の市街を散歩していて良い店を発見しました。
酒田市総合文化センターの近くにある「フレンド」という喫茶店です。
朝方発見して良さそうだったので、さっそくランチを食べに行ってみました。
店の前に「ナポリタン」や「カツカレー」などの蠱惑的なメニューが並んでいたので、ワクワクして入ったのですが、実はランチメニューは日替わりで今日は「ポトフ」の日でした。
店主に「カツカレーは無いんですか?」と聞いてみたところ、「個人で手作りでやっているので色々メニューを用意することが出来ないんです。すいません」とのことで、手間ひまかけて仕込みをしている意気込みみたいなものを感じ、むしろ心強い感じでした。
とは言え、後から入ってきた隣の客も同じ質問を店主にしていましたので、もうちょっと店頭の掲示を工夫したほうが良いかもしれませんね。^^;
それはともあれ、ポトフ。
なんともおしゃれな響きです。男所帯のチェンジ・ザ・ワールドでは、ついぞ耳にしない単語です。そこはかとなく体に良さそうな、健康になりそうな雰囲気を感じます。
これは、「ポトフ」一択だろおおおおおおおJK!!!!!
と、ポトフを頼んでみました。器も盛り付けもおしゃれで丁寧です。きっと、採算もあまり気にしてないんでしょう。
野菜がゴロゴロ入っていて、いかにも体に良さそうです。手前のキャベツはなんとロールキャベツです。
肝心の味の方はというと・・・。
さっき、ポトフを頼んだと言ったな。
あれは嘘だ。
上の写真は、一緒に食べに行ったチェンジ・ザ・ワールドのJKこと坂田くんのポトフです。「日曜の昼下がりにポトフを食べるおしゃれな自分」を演出するために、Facebookにはポトフの写真をアップしといたので色々大丈夫なはずです。
僕は、もう一つの限定メニュー(!!)「ピザトースト」にどうしょうもなく惹かれ、ポトフを裏切ってしまいました。ごめんねポトフ。僕は健康にはなれそうもないよ。
喫茶店のピザトーストって、なんでこうも魅力的なんでしょうか。まるで、ウツボカズラのように僕の心を魅了する甘い香りを放っています。
味は、期待通りの「喫茶店のピザトースト」中の上って感じでした。分厚いトーストは、フワフワでカリサクっとしており、たっぷりの具材とチーズでトーストの厚みが倍になっているように見えます。
過不足無く適切な素材と配分で仕立てられた上質なスーツのように、控えめであっても、その場にふさわしくマッチする能力を備えたそれは、日曜のランチに喫茶店で食べるピザトーストの中では最高の出来だったと思います。満足。
そして、問題はデザートです。
ドリンクには、当然コーヒーを選択しました。
坂田くんは「マンゴージュース」を選んで後悔していました(かれはいささか可哀想な子なのです)。
甘いものとして、ガトーショコラとリンゴのシャーベットをヨーグルトに乗せたものが付属します。
このリンゴのシャーベットが「ヤバイ」。
僕はアップルパイが好きなので、この林檎を甘く煮たものがとても好きなのですが、このリンゴは、しっかりと甘い中にほのかにレモンの香りがして、それがシャクシャクのシャーベットになっているというクオリティの高いもので、食べていると底の方に仕込まれたヨーグルトが顔を出し、その酸味と合わさった時に最高のパフォーマンスを発揮する背徳的はほど美味しいデザートでした。
最高や。
ランチはすべて980円です。
充実した内容を考えると、お得感しかありません。
日替わりメニューが記されたカレンダーカードをレジの脇に見つけたので、ミートソースやナポリタンやカツカレーをゲットしに、ちょいちょい通うことを決意した日曜の午後でした。