ニコンが、100周年に合わせて、D850の開発を発表しました。
Nikon | ニュース | 報道資料:デジタル一眼レフカメラ「ニコン D850」を開発
更に、矢継ぎ早にYoutubeの公式チャンネルで8Kタイムラプス機能の存在を匂わせるティザー映像を公開しています。
Nikon D850どうなるんでしょうか。
期待が持たれますが、穿った見方をすると、100週年記念に「開発発表」だけというのは、やっぱりニコンの内情は厳しくて、開発が遅れているのか、例のリストラなどの影響で、開発力が低下しているのではないかと心配になります。
8Kタイムラプスも、一見驚きの機能ですが、32M画素であれば8Kを実現できるため、(アスペクト比はあるにせよ)現行のD810のセンサーでもやろうと思えば出来てしまいます。
去年のD500から、殆ど新製品を発売できずにいて、この間やっと発売されたのが、D500と同じセンサーを搭載した「劣化D500」とも取れるD7500です(それ以外の発売は現行機にsnapbridgeを搭載した機種のみ)。
いかに、カメラ市場が成熟期に入り縮小傾向とは言え、シェアを握りたいこの時期に新製品を投入できないというのは、痛いのではないでしょうか。
僕は、ニコンが手を抜いているわけではなくて「ソニーがニコンへのセンサー提供を絞っている」と思っているのですが、新製品の動向を見ると、その確信は深まるばかりです(新型センサーを搭載した製品が一個も出てこない)。
ソニーには、α9の投入など、プロユースも含めてカメラ市場のシェアを一気に伸ばしたい思惑があり、ここらで先行のニコンを叩いておけばこれからの展開は楽になります。もちろん、ソニーとしてもイメージセンサーの外販は生命線だと思いますので、大勝負になるわけですが、ニコンが失ったシェアを自分が喰えるという自信があれば、思い切った戦略に出る可能性は十分にあります。
少なくとも、企業規模ではニコンなど鎧袖一触でしょうから、ある程度弱らせておいて吸収合併するという戦略も取れるかもしれません。
これは、予想ですが、D850は、D810と同じセンサーを乗せてくるのではないかと思います。
それで36M画素しかない(?)ので、8Kタイムラプスを真っ先に発表して耳目を集めた。と。
まあ、あくまで妄想ですので、良い方向に外れてくれると良いと思っています。
僕は、検討の末、D810じゃなくてEOS5D mark3を買ってしまったので、高みの見物なんですが。^^;