セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

サッカーは負けるから面白い

anond.hatelabo.jp

「どうせ負けるのに応援することにに意味があるのか?」

とても良い命題だと思います。

僕としては、「意味がある」と答えたいですし、むしろ負けるからこそ面白いのだと思っています。

もちろん、自分が応援しているチームが負ければ悔しいですし、イライラして八つ当たりでもしようものなら、かみさんにガチギレされて我に返るということが日常的に起こります(?)。サッカーというスポーツは、負けたときの悔しさがとても大きい競技です。90分に渡り点が入らず、相手に奪われた1点を追いかけて悶々とする時間によって、敗北の重みが「ズシン」と心に響きます。時には「なんでこんな思いをしてまで、こんなチームを応援しなきゃならないんだ!もうサポーターやめてやる!!」と心に誓うこともありますが、次の週にはケロっと忘れて、「今日は勝てるかも!?」とワクワクしながら試合に向かっていたりします。

サッカーチームのサポーターならば、誰しもが勝利を求めて止まないのだと思いますが、どうも、本当に求めているものは勝利だけではないように思えます。少なくとも、自分がサッカーに強く惹かれる理由の一つには、勝ったり負けたりするチームを応援する「非日常」にあるのではないかと思っています。

普段社会人として日常を送っている間に、これほどまでに感情の起伏を感じることはあまりありません。

何日も原因不明だったプログラムのバグを見つけたときや、商品が売れたとき、書いたブログにブックマークがいっぱい付いたときなど、生活していて嬉しい瞬間というのは、多々あります。しかし、サッカーの試合ほど頻繁に発生するものではありませんし、「負けて悔しい!」と思うような出来事は、それより更に少ないです。日常からあまりに多くのアップダウンがあると疲れますし、社会人も長くなると「負けないための処世術」というものにも自然と長けてくるため、余計に「負ける」ことから遠ざかるようになります。そんな中で本気で応援して勝ったり負けたりするという非日常を週末に味わうというのは、サッカーの醍醐味であろうと思います。

(と、書いてて今までサッカーのことをブログに書いたことが一度もないことに気がついた)

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