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おすすめ度: ☆☆☆☆☆
前期放送分ですが、ようやく観終わりました。
前期は、ポプテピピックが話題だったので、そちらを優先的にみていたのですが、この作品と「ゆるキャン△」をTL上で見かけることが多かったので、みてみました。
「南極がテーマ」と聞いて、正直「つまんなそう」と思っていたのですが、予想をはるかに上回り、大変美味しゅうございました。
1話を観終われば、だいたい引き込まれていると思いますが、3,4話と進めていくとメンバーも出揃い、目が離せなくなります。
どこが良いのか?
主要登場人物は、当初ステレオタイプに収まるような、シンプルなキャラクターとして登場します。それはもう見事な古典キャラで、登場した瞬間に「ははーん。こいつはこういうキャラだな?」と勝手に想像してしまうのですが、回が進むごとに「おやおや?」となる行動を取り始め、それぞれのキャラクターが、内面や過去や欠点や長所など、複雑な性格をもった、生き生きとした生身の人間として描かれていることが分かってきます。
それぞれの抱えている性格や過去が、場面場面の状況と化学反応を起こして、物語に奥行きをあたえる役割を担っており、後半、日常から非日常への場面転換が進むにつれ、過去の困難や自身の弱さと向き合うことになりますが、絶妙に配分されたそれぞれの個性が響き合い、それらの壁を乗り越える力をお互いに及ぼし合います。
後半には、ぐっと引き込まれるシーンが多くなり、目頭が熱くなることも多くなります。
ラストまで目が離せません。
と、難しいことを述べてしまいましたが、単純にちょっとおバカで明るい女子高生たちが、「南極に行く」という絶対無理目な目標に向かって突き進んでいく物語です。コミカルなシーンが80%ほどを占め、お話もよく作られているので、何も考えずに楽しめます。後半は、ホロリと泣けるようなシーンも何箇所かあって、観たあとは心が温まる充足した余韻に浸ることができる良い作品です。
絶対オススメ。