一番好きな映画は?と聞かれたら「パルプ・フィクション」と答えるようにしています。
Huluで公開されていたので、久しぶりに観ました。
楽しかった。
この映画は、1994年公開みたいなんで今から23年前(!?)の映画ですが、その輝きは全く衰えていないことを確認できました。
この映画の良い所を説明するのは難しいのですが、「安っぽいギャング・フィクション」をテーマとした映画で、本編が幾つかのエピソードに別れていて、それらが絶妙にフィードバックしあいながら全体のストーリーを成すという構成が楽しい映画です。
それぞれのエピソードは、単純に登場人物が快活に「いけないFワード」をふんだんに盛り込みながらおしゃべりするだけの(?)他愛ない話ですが、「実はあそことここが繋がって」とか「ここでこいつがTシャツを着ているのはこのシーンの続きだから」とか、時系列もバラバラなパズルになっていて、何回観ても新しい発見があるような、奥深さがあります。
細かい伏線を追いかけているうちに、一つ一つのシーンのディティールが綿密に組み立てられていることを知り、感動を覚えます。
これこそQ・タランティーノの最高傑作といえるでしょう。
んで、今回別に映画の感想を述べたいわけではなくて、この映画で一点だけ、勘違いされやすい点を指摘しておきたいのです。
それは、このシーン。
ギャングのビンセントとジュールスが、ボスのマーセルスを裏切った若者のアジトに押し入るシーンです。
ここでジュールスがこれから仕事で「殺す」相手の食べているハンバーガーを「一口くれ」と言いながらモシャモシャとあらかた食べてしまい、その上で「喉の奥のハンバーガーを流し込んでも?」と言ってコレまた全部飲んでしまうジュース、時折これを「コーラ」だと勘違いしている人が居るみたいなんですが、
「スプライト」
ですから!
このシーンは最高の映画の中でも最高のシーンの一つですが、このシーンを見て以来、僕はハンバーガーのお供は「スプライト」と決めています。
ハンバーガーを口いっぱいに頬張り、喉の奥に詰まったものを流し込むスプライトは最高としか言いようがありません。
一時期、マックのメニューからスプライトが消え、不遇の時を過ごしたのですが、最近復活したので嬉しいです。
観てない人は、この映画を見ればスプライトを観たくなるはずです。
さあ、みんなもパルプ・フィクションを観てスプライトを飲もう!
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