セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

紙のメモはどうすれば良いのか?僕の結論は

qtamaki.hatenablog.com

さて、先日Evernoteの移行先についてブログを書いたのですが、その際こんなコメントを頂きました。

猫ヤパ (id:nekoyapa)

猫ヤパさん紙と鉛筆です。

そうです、メモの基本はやっぱり「紙とペン」ですね。

昔は、スマートフォンも無くて、ラップトップの性能やUIも貧弱だったため、圧倒的に紙のメモの方が効率よくメモすることが出来ました。

現在では、様々なアプリのサポートがあり、スマホやタブレットが普及しており、会議室にラップトップを持ち込むことが「あたりまえ」になりましたので、紙のメモの存在感が薄くなりつつありますが、それでも紙にしか無いメリットというものは失われていないと思います。

そこで今回は、紙のメモのについて書きたいと思います。

結論

いきなり結論から言うと、「ニーモシネ A4 無地」。これです。

マルマン ノート ニーモシネ A4 無地 N181A

マルマン ノート ニーモシネ A4 無地 N181A

色々試してきましたが、最終的にこれに落ち着きました。店頭に並び始めたときにすぐに飛びつき、それいらいずっと使っているのでもう10年ぐらいになるでしょうか?(そんなに経ってない?)

ともかく、最高の道具です。

良い点を挙げましょう。

サイズはA4であること

ノートについて言うと、持ち歩きの不便を除けば、物理的に「大きければ大きいほどよい」という、あたりまえな特徴があります。

物理的な制限の中で我慢できる最大のサイズがA4だと思います。

スケッチブックやB4などの少し大きいサイズのノートもありますが、持ち運びが困難であり、収納も困難です。

B4ノートを使ってみたり、A3サイズの紙を折りたたんで持ち歩いてみたりしてみましたが、どうにも利便性が悪く、使わなくなってしまいました。

無地であること

方眼や横掛けを好む人が多いと思いますが(俺調べ)、ノートは無地が圧倒的に良いです。

理由は、線が引いてあると「枠にとらわれるから」です。

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これは、僕が実際に取っている適当なメモですが、字を書いたり図を書いたり、自由に使っています。

枠線が引いてあるとどうしても「枠に合わせたい」という欲求が出るため、もう少し「かしこまった」感じになると思いますが、本質的に「書きたいこと」が、枠の制約に引きずられるのは損だと思います。

誰に見せるわけでもないので、自由気ままに「汚く」使いたいし、好きに使える所がノートの良いところだと思っています。

そして、ノートを書く時に気をつけていることですが、「余白を恐れない」ことを意識しています。

僕にとってのノートは、ほぼ「ポータブルホワイトボード」です。「消す」のがちょっと不便なホワイトボードなので、消したくなったら「次のページ」に進みます。

ニーモシネは、ちょっと高級なノートなので1冊70枚で1000円するのですが、それでも1枚あたりのコストは10円ぐらいです。ノートが生み出す価値と比べたら無視できるレベルなので、ガンガン使います。

ミシン目で切り離せる

僕は、僕はノートを片面しか使いません。

ニーモシネでいうと、表面には日付欄がありますので、こちらしか使いません。

ニーモシネには切り離し用のミシン目がありますので、メモを渡すときや複数ページにまたがるメモを書く時に切り離して並べられて便利です。

いっとき、作業指示や仕様の説明をメモに書いて切り離して渡していたんですが、ノートを使い終わることには、ほとんど紙が残って無くて「ペラペラ」になってしまいました。

日付欄は大事

ニーモシネの日付欄ですが、地味に便利です。

メモを10年20年と取っていくと、「このメモいつのだっけ?」というのが、「年単位」でわからなくなるので、日付を入れる際は必ず年から書きます。8/1とか日付だけだと何年前のメモかわからなくなります。

メモを取る時は、日付を西暦から必ず入れておきましょう(と言いつつ忘れるんですが)。

リングノートのありがたさ

ホントに地味で普通な特徴ですが、「リングノート」が使いやすいです。

メモを片面しか取らないので、メモするときにはノートをくるっと折り返して使います。こうすることで、A4サイズであってもメモする時に場所を取らず使えます。

・・・。

実は、これは本末が逆で、「リングノートのリングが邪魔だ」という問題を解決するために「片面メモ」をはじめたのが先だったりします。

その結果、色々メリットがあることに気が付き、今ではリングノートでなくてもメモは片面しか使いません。

片面に書いていくと、思わず場所が足りなくなるほどメモを取る必要ができた際のリザーブとしても使えます。はみ出す分を左側に書くのです。メモ領域が足りなくなった際に「切り離して2面使う」のと「緊急退避で左側を使う」という2つの選択肢から、必要に応じて選択できるという強みもあります。

ハードカバー

ニーモシネはプラスチックのハードカバーと底面に厚紙の台紙で挟まれています。

これが、メモをとる際に剛性感を醸し出していて便利です。開いて2つに折り返せば、立ったままでもメモできます。

問題点

最大の問題点は、これでしょうか。

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これは一部ですが、うず高く積まれるほど「過去ログ」が溜まっています。

捨てるのも忍びないし、スキャンを買って自炊しようかとも思うのですが、億劫です。

最近は、パソコンやスマホで直接メモを取ることも増えたので、以前ほどのペースで増加はしていないのですが、それでも物理媒体は場所を取りますし、何よりも紙は重い。^^;

あと、1冊1000円(割引で756円ぐらい)ですが、それなりに高いので出費が痛いです。

ということで、最初に出した結論を曲げるのですが。^^;

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最近は、これを使っています。

A4のコピー用紙を挟めるバインダーです。そのままノートの台紙になるので便利ですし、書き終わったノートは「捨てます」。^^;

必要なのはとっておくのですが、捨てても構わないものが多いので。

書いた紙を人に渡したりするのも便利だし、とりあえず気に入っています。

あとは、持ち運びという意味では、A5のリングノートもカバンに忍ばせてあります。何気に出番が多いかもしれません。

まとめると

Evernoteが目指すところは「ペーパーレス」かもしれませんが、紙のノートは手放せませんね。

創造力を最大限に発揮しようと思ったら、今でも紙とペンが最強だと思います(あとホワイトボードも)。

紙でもコンピュータでも使えるものは何でも使って、人生を豊かに彩ったらいいんじゃないかと思いました。

おまけ

キングジム 電子メモパッド ブギーボード  BB-2 ブラック

キングジム 電子メモパッド ブギーボード BB-2 ブラック

そういや、忘れていました。

電子スレート、ブギーノートを。

使い勝手が特殊なので、出番はそれほど多くないのですが、頭の中が最高にこんがらがっている時に、「とにかく支離滅裂にアウトプットしたい」という欲求に応えてくれます。

ボタン一つで消せる黒板みたいなものなので、書いては消し書いては消しして、頭の中を一旦整理するのに向いています。

「保存できずに消える」という特徴が、最大の長所であり欠点でもあるのですが、さくっと消せることに慣れると、割り切って「紙に書くのははばかられる」ような、下らないことや変なことでもサクサク書けるようになって、結果思考が補強されます。

脳内だけで考えるのと、目の前にフィードバックが現れるのとでは、思考の限界が違うように思えます。

機能強化版で、保存もできるブギーノートもあるのですが、評判良くないです。「弱点を補おうとして長所を駄目にしてしまう」という良い例だと思います。