セカイノカタチ

世界のカタチを探求するブログ。関数型言語に興味があり、HaskellやScalaを勉強中。最近はカメラの話題も多め

確信犯の誤用は本当に誤用なのか?

すごくどうでもよい話なのですが、前々から気になっていたので、ちょっと書きます。

「確信犯」という言葉は、本来「自分の道徳・宗教・政治・経済などの理念を確信して実行される犯罪を犯した人」に適用される言葉ですが、「悪いと知っていながら行われる犯行」に適用するのは、誤用とされています。

この解釈に、僕は違和感を覚えていて、「自分の道徳・宗教・政治・経済などの理念を確信して実行される犯罪」は、すべて「悪いと知っていながら行われる犯行」に含まれているはずです。罪になると知らずに犯される犯罪は確信犯とは言えないでしょう。

逆に「悪いと知っていながら行われる犯行」に「自分の道徳・宗教・政治・経済などの理念を確信して実行される」もの以外があるかというと、「悪いと知りながらも(自分の道徳・宗教・政治・経済などの理念上、罪を犯すこともやむなしと判断して)行われる」と思われます。つまり、意味の上で二つはほぼ同義です。

僕の解釈では、「悪いと知っていながら行われる犯行」は確信犯のケースの一つに分類され、誤用とは言えないのではないかと思います。

ということで、確信犯という言葉を確信犯的に使っていきたいと思います。

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